優れた耐傷性や軽量性、独自の艶感を併せ持つハイテク素材「セラミック」。各メゾンの技術革新により、その美しさと強靭さはさらなる進化を遂げている。本記事ではセラミックやそれに近い新素材を使用したモデルを、Pen Onlineの過去記事から抜粋して紹介する。
1. ウブロ「ビッグ・バン ウニコ SR_A by サミュエル・ロス オールブラック」
ウブロとサミュエル・ロスの協業による新章として、初のマニュファクチュール製クロノグラフ「ウニコ(HUB1280)」を搭載した「ビッグ・バン ウニコ SR_A by サミュエル・ロス オールブラック」が世界限定200本で発表された。
本作は、ロスが徹底したミニマリズムを追求し、装飾を削ぎ落とす「引き算」のアプローチを採用。42mmのオールブラックセラミックケースは、幾何学と多層構造を際立たせている。
ロスのシグネチャーであるハニカムモチーフをラバーストラップに採用し、軽量性と強度を両立。一方、マットブラックのスケルトンダイヤルからはウニコの複雑な機構が露出し、外装の静けさと内部の力強さが美しい対比を生み出す、パートナーシップの新たな基準点となるモデルだ。
2. ウブロ 「ビッグ・バン オリジナル ウニコ ブラックマジック」
ウブロのアイコン「ビッグ・バン」誕生20周年を記念し、新モデル「ビッグ・バン オリジナル ウニコ」が発表された。
最大の特徴は、試行錯誤の末に辿り着いた43mmという絶妙なケースサイズだ。本作は、初期のソリッドな文字盤を持つ「オリジナル」と、自社製ムーブメントを魅せる「ウニコ」の境界を融合させている。約72時間のパワーリザーブを誇る完全自社開発のクロノグラフムーブメント「ウニコ(MHUB1280)」を搭載し、シースルーバックからその精緻な機構を鑑賞できる。
ラインナップは、20年間の素材革新の集大成として「ブラックマジック」「チタニウム」「チタニウム セラミック」「キングゴールド セラミック」の4種類が展開される。
3. IWC 「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 “ジョージ・ラッセル”」「パイロット・ウォッチ オートマティック 41 “ジョージ・ラッセル” 」
IWCシャフハウゼンから、F1ドライバーのジョージ・ラッセルとコラボした2つの限定「パイロット・ウォッチ」が発表された。
クロノグラフと3針の2モデル展開で、いずれも過酷なレース環境に耐えうる軽量かつ高強度なブラックセラミック製ケースを採用。ブラック文字盤には、ラッセルの象徴であるブルーがインデックスや針に鮮やかに配されている。
チタン製の裏蓋にはカーナンバー「63」が刻まれており、各モデルともこれにちなんだ世界限定1063本での展開だ。クロノグラフは約46時間、3針は約120時間のパワーリザーブを備え、実用性にも優れている。
4. H.モーザー 「ストリームライナー・トゥールビヨン コンセプト セラミック」
H.モーザーから、ブランド初となるセラミック素材を用いた新作「ストリームライナー・トゥールビヨン コンセプト セラミック」が発表された。
アンスラサイトグレーのセラミックをケースとブレスレットの両方に採用し、ポリッシュとサテン仕上げを組み合わせることで、軽量かつ滑らかな着用感と多彩な表情を実現している。文字盤はロゴや数字をあえて排し、伝統的なグラン・フーエナメル技法による美しい赤いグラデーション(フュメ)が内側から発光するように施されている。
6時位置には独自のダブルヘアスプリングを備えたフライングトゥールビヨンを搭載。約3日間のパワーリザーブと12気圧防水の実用性も兼ね備えた、伝統と最先端素材が融合する一本だ。
5. オーデマ ピゲ 「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」
オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」から、43mm径の新作2モデルが発表された。
1本目は、ディープブルーの“ナイトブルー、クラウド50”セラミックケースにチタンをあしらったモデル。ベージュのダイヤルとダークブルーのレザーストラップが、エレガントなツートーンを演出している。
2本目は、チタンケースにブラックセラミックのベゼルなどを組み合わせたパワフルな仕様だ。スモークグリーンのダイヤルとラバーストラップが、スポーティな個性を際立たせている。
両機ともに自社製フライバッククロノグラフ「キャリバー4401」を搭載し、約70時間のパワーリザーブと10気圧防水を誇る。
6. オメガ 「ダーク サイド オブ ザ ムーン」
オメガから、初代誕生から12年を経て進化した「スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン」の新作7モデルが発表された。
最大の特徴は、4年を費やして磨き上げた高度なセラミック加工技術だ。44.25mmの存在感あるケースはよりスリムで洗練され、ベゼルには耐久性を高めるリキッドメタル技術を採用。全モデルが最高水準のマスター クロノメーター認定ムーブメントを搭載している。
ラインナップには、手巻きキャリバー9908搭載でスリム化したレッドアクセントのモデル、初代をモダンに再構築したモデル、アポロ8号に敬意を捧げるグレーの月面装飾モデル、視認性を高めたオールブラックモデルなどが展開される。
7. IWC「ポルトギーゼ・クロノグラフ・セラタニウム」
IWCの傑作「ポルトギーゼ・クロノグラフ」から、新素材を用いたオールブラックの限定モデル「ポルトギーゼ・クロノグラフ・セラタニウム」が登場した。
最大の特徴は、同コレクション初採用となる独自素材「セラタニウム」である。8年の歳月をかけて開発されたこの素材は、特殊なチタン合金を高温焼成することで、チタンの軽さと堅牢性、セラミックの硬さと耐傷性を併せ持っている。
文字盤から針、シースルーバックから覗く部品に至るまでマットブラックで統一され、アーバンで重厚な魅力を放つ。自社製ムーブメント「キャリバー69355」を搭載し、約46時間のパワーリザーブを備えた、世界限定1500本のタイムピースだ。