【岩井勇気が語る攻殻機動隊】最初はストーリーがわからなくても、少しずつ理解していく気持ちよさがある

  • 編集&文:栁澤 哲 写真:後藤武浩
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時代を象徴するクリエイターにも多大な影響を与え続けてきた、攻殻機動隊。アニメ好きで有名なお笑いコンビ・ハライチの岩井勇気が受け取ったメッセージから、その真価を読み解く。

日常のツールとして急速に浸透したAIは、過去に例を見ない早さで進展している。そんな世界をネットの普及前、80年代末に予見した『攻殻機動隊』を、デザイン、都市論、宗教学など多様な視点から紐解いた。“新たな古典”と呼べる奥深き作品世界へ、いざ、飛び込もう。さらに、『攻殻機動隊』とPenがスペシャルコラボした「笑い男」ステッカーの付録付き。本誌だけの特別仕様で蘇る限定アイテムにも注目だ。 

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自分を自分たらしめるものが、どこにあるのかを問う作品

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岩井勇気●お笑い芸人。1986年、埼玉県生まれ。「ハライチ」のボケ・ネタづくり担当。テレビ出演のほか、ゲームの原作・プロデュース、漫画『ムムリン』原作やエッセイなどの執筆活動も行う。

リアルタイムで観ていたのは『S.A.C.』です。攻殻機動隊って、あまり説明がないじゃないですか。最初は「電脳」「ゴースト」って言われてもよくわかりませんでしたが、この世界のことを知るために何度も観て、ちょっとずつ理解していくのが気持ちよかった。わからなくても前のめりにさせる魅力的な世界がありましたね。いまこそAIと日常的に会話をして、ひとつの人格みたいに捉えている人もいると思いますが、テクノロジーの発達によって生じるさまざまな懸念に、あの頃から切り込んでいることに凄みを感じます。

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岩井が最も印象に残っているのは『2nd GIG』の第14話「左眼に気をつけろ POKER FACE」。のちに公安9課の一員となるスナイパー、サイトーと素子の駆け引きに痺れる。©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会

 

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