【ロンジン最新作 実機レビュー】競走馬への愛を内に宿す、2026年の幕開けを祝う特別限定モデル「ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース」

  • 文:Pen編集部
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2026年の午(うま)年を祝うロンジンの最新作、「ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース」は、単なる干支モデルに留まらない。発表の舞台に選ばれたのは、世界最高峰の競走馬が集う香港・シャティン競馬場。馬術競技と深い絆を築き上げてきたロンジンの歴史、そして競馬というスポーツが内包するドラマが、この腕時計には宿されている。シャティン競馬場での発表会に出席したPen編集部の時計担当が実際の着用感とともにレポートする。

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ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース/自動巻き、SSケース、ケース径42㎜、パワーリザーブ約72時間、アリゲーターストラップ、3気圧防水、世界限定2026本。¥447,700

最高峰のレースの場で披露された、時を超えて受け継がれる美学

「ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース」がお披露目されたのは、香港国際競走(Hong Kong International Races)が開催された昨年12月14日。同日にG1レースが4戦組まれ、世界中の競馬ファンが熱視線を注ぐこの場所は、ロンジンと馬術界のつながり象徴する舞台でもある。

ロンジンは長年にわたり、世界各地の競馬や馬術競技で公式タイムキーパーを担い、精度と信頼性を武器にその名を刻んできた。2014年からオフィシャルパートナー兼タイムパートナーを務める「ジャパンカップ」と同様に、シャティン競馬場は、その歴史が現在進行形で体現される場所でもある。

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香港ヴァーズ、香港スプリント、香港マイル、香港カップの4つのG1レースが同日に行われる香港国際競走
(Hong Kong International Races)。ロンジンはタイトルパートナー兼オフィシャルタイムキーパーを務めている。

そんなアジア随一の競馬場で発表された「ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース」は、馬を単なるモチーフではなく、“時を超えて存在する象徴”として捉えている点が印象的だ。シースルーバック越しにのぞくゴールドカラーのローターには、中国近代美術を代表する画家・徐悲鴻(Peon Xu / ピオン・シュー)の名作『奔馬図』が刻印されている。

手首の動きにあわせて(ローターが回転し)馬が疾走するさまは、競走馬がターフを駆け抜ける姿とも重なる。そして20世紀中国美術の巨匠が遺した作品を腕時計という媒介を通して現代に伝えることは、親から子へヴィンテージの腕時計が世代を超えて受け継がれるように、そして競走馬の血統が連綿と受け継がれて次の名馬を生むように、時を超えて継承される美学がそこにはある。

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自動巻き機構を司るゴールドカラーのローターには、たてがみをなびかせて疾走する、徐悲鴻の『奔馬図』が彫刻されている。ケースバックには「YEAR OF THE HORSE - LIMITED EDITION - ONE OF 2026」の文字が刻印。
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徐悲鴻が描いた『奔馬図(Galloping Horse)』。西洋技法と中国写実主義を融合させ、伝統芸術に革新をもたらした徐悲鴻。疾走する馬を描いた彼の象徴的な作品は、西洋絵画の精密さと中国水墨画の詩的な生命力を併せ持つ。 (C)Galloping Horse (Deshi)_Peon Art Museum

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赤い文字盤に宿る、名馬の記憶と情熱

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シャティン競馬場での香港国際競走には、ソウルラッシュをはじめ、7頭の日本馬が出走。レースの合間に「ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース」を実際に着用してみると、深みのあるレッドとブラックの絶妙なグラデーションが非常に印象的であった。そこにゴールドがさりげなく映える。

ケースバックとローターに施された特別仕様のほかに、本作の特徴と言えるのが、深みのあるレッドのグラデーションダイヤルだ。サンレイブラッシュ仕上げによって、光の角度で表情を変えるその赤は、単純な「華やかさ」のひと言で片付けられない。スタンドを埋め尽くす観客の熱、ゲートが開く瞬間の高揚感、そしてゴール前で一気に加速する馬の息遣い。競馬ファンであれば、この色に感情を重ねずにはいられないだろう。

そしてゴールドカラーの針とアプライドインデックスが、赤と黒のグラデーションダイヤルにさりげないラグジュアリー感と緊張感を与え、視認性と美しさを両立させている。6時位置にはムーンフェイズと日付表示を配置。躍動的で赤く燃ゆる情熱と、月の満ち欠けという悠久の時の流れ。その対比が、この時計にさらなる奥行きをもたらしている。

ケース径は42㎜で、約72時間のパワーリザーブと耐磁性のシリコン製ヒゲゼンマイを備える。現代のライフスタイルに適合しながら、過度な主張はなく、スーツにもカジュアルにも自然に馴染む。干支モデルという限定性を持ちながらも、長く使い続けられるバランス感覚は、ロンジンの「マスターコレクション」らしい成熟の表れと言えるだろう。

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新たにロンジンのアンバサダーに就任した中国の人気俳優ユー・シーが来場。「ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース」を身につけ、シャティン競馬場まで駆けつけた多くのファンを沸かせていた。
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新作発表のアナウンスを告げたのは、昨年からロンジンを率いるパトリック・アウンCEO。中東やアジアで実績を重ねてきた人物だけに、今後の手腕に期待がかかる。

最後に、香港国際競走といえば、近年日本馬の活躍も記憶に新しい。その中で、多くの競馬ファンの胸に残っているのが、香港マイルを走り切り、ターフを去ったソウルラッシュの姿だろう。惜しくも2着でのゴールとなり、有終の美を飾ることはできなかったが、勝利だけが物語ではない。全力で駆け抜け、去り行くその背中に、競馬というスポーツの美しさを見た。そして競走馬としての役目を終えても、その魂は受け継がれる。芸術も腕時計もまた然り。時を重ね、志をともにし、次の世代へとバトンをつなぐ。「ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース」はそんな物語に想いを馳せる一本だ。

ロンジン

TEL:03-6254-7350 
www.longines.jp

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