純白で清らかなダイヤルに、力強い赤の秒針が走る。スイスと日本――両国が国旗に掲げるふたつのカラーが、互いを尊重し合うかのように美しく共鳴する。オリスから、ブランド史上初となる日本限定モデルが登場した。
1904年、スイス・ヘルシュタインで産声を上げたオリス。豊かな歴史を有するスイス時計界においても数少ない独立系ブランドとして、機械式時計にこだわり続け、確固たる地位を築いてきた。そのオリスから、新作「アクイス ジャパン リミテッド エディション」が誕生した。意外にも本作は、オリスにとって初の日本限定モデル。限定品でありながら、コレクションモデルの枠にとどまらない高い実用性を備えたタイムピースとなっている。
最大の特徴は、シンプルでありながら強い印象を残すダイヤルのカラーリングだ。清らかさを感じさせるホワイトダイヤルに、鮮烈なレッドのロゴと秒針を配し、ミニマルな佇まいの中に確かな存在感を宿す。この配色は、日本文化への敬意を込めたオリスからのメッセージ。異なる風土と歴史を持つ二国が、それぞれの国旗に託した色彩によって結ばれ、その想いが一本の腕時計として昇華されている。単なる配色の妙にとどまらず、背景にある思想と関係性までもが結実した一本と言えるだろう。
ベースとなるのは、オリスを代表するベストセラー「アクイス」コレクション。中でも日本で高い支持を集める「アクイス デイト レリーフ」を土台としている。水の重要性をテーマに掲げる同コレクションらしく、防水性能は300mを確保。逆回転防止ダイバーズベゼルや、リューズガード付きのねじ込み式リューズなど、プロフェッショナルダイバーズウォッチとしての本格的な仕様を備えている。
さらに、クイックチェンジ機構を備えたレッドラバーストラップが付属する点も見逃せない。工具不要で簡単に付け替えが可能なため、ビジネスシーンでは落ち着いた印象に、オフタイムにはスポーティなアクセントとして活躍するなど、幅広いスタイルに対応する。
オリスから日本限定モデルとして誕生した「アクイス ジャパン リミテッド エディション」。スイスと日本、両国のカラーを腕元に宿し、遊び心と実用性を高次元で融合させた本作は、日常でこそ真価を発揮する一本だ。長年オリスを愛してきたファンはもちろん、初めて同ブランドに触れる人にとっても、その哲学と魅力を雄弁に語りかけてくれるだろう。


オリスジャパン
TEL:03-6260-6876
www.oris.ch

谷田部 凱
エディター/ライター
文化服装学院アパレルデザイン科を卒業後、独学でWebライターとして活動を開始。徳間書店のモノ・トレンド誌『GoodsPress』編集部にて約2年間の編集経験を経て、現在はフリーランスとして活動中。ファッションや時計をはじめ、家電、オーディオ、ウェルネス、モビリティなど、多彩なカルチャーに関心を寄せている。近ごろはランニングやサウナ、自転車に熱を上げる日々。