航空機の豊かなレガシーと共鳴してきベル&ロス。そしていまブランドを象徴する「BR-03」に、世界最高峰の戦闘機「ラファール」のデザインコードが息づく。

航空の専門性を体現するツールウォッチブランドとして、常に最前線のプロフェッショナルに選ばれてきたベル&ロス。そのブランドアイデンティティの根幹を成すのは、航空機のコックピット計器から着想を得たデザインである。とりわけ「BR-03」コレクションは、スクエア型を崩さないケースで、シリーズを代表する象徴的なスタイルとして高い人気を博している。
そして2025年6月、ブランドにとって大きな転機が訪れる。フランス航空宇宙軍の空中デモンストレーションチーム“ラファール・ソロ・ディスプレイ”とのパートナーシップを締結し、折しも「BR-03」コレクションに新たな1本が加わった。それが本作「BR-03 クロノ ラファール・ソロ・ディスプレイ」だ。

今回のコラボレーションモデルは、42㎜のブラックセラミックケースに収められたクロノグラフ。インデックスや針には高輝度スーパールミノバを採用し、昼夜を問わず高い視認性を確保する。クロノプッシャーには「START」「RESET」と刻まれ、それぞれオレンジとイエローの差し色が配されている点も、コックピット計器を想起させる仕掛けだ。さらに6時位置には“ラファール・ソロ・ディスプレイ”のロゴが配され、限定モデルであることを静かに物語る。
ムーブメントには自動巻きキャリバー「BR-CAL.301」を搭載し、100m防水を備えるなど実用性も万全。ラバーとファブリック、2種のストラップが付属し、タフさと快適な装着感を両立している。世界限定500本という希少性も相まって、本作はコレクターズアイテムとしての価値も高い。
ベル&ロスにとって、航空との深い関わりは単なるデザインインスピレーションにとどまらない。それは、過酷な状況での信頼性を追求するという使命の証でもある。ラファールが空を舞うその時、ベル&ロスの新作「BR-03 クロノ ラファール・ソロ・ディスプレイ」もまた確かな時を刻み続けている。

