遠く離れているからこそ行く価値アリ。独自に発展した文化が色濃く残る秋田の魅力5選

  • 写真・文:鈴木修司
  • 編集:穂上愛

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ビームスジャパンの鈴木修司です。今回の旅の舞台は、秋田県。

ちょうど1年ほど前に久々に秋田県を訪れ、その時にお会いした方々への約束を果たすための再訪でした。
以前は年1回ほどのペースで定期的に訪れていたのですが、ここ数年は足が遠のいていました。それを後悔したのが1年前ですが、今回は秋田県の面白さを改めて知る、絶好の機会となりました。

地元の方に伺った話では、秋田県は飛行機にしても、電車(新幹線)にしても、東京などほかの地域から訪れようと思うと、距離的にも時間的にも非常に離れているようです。

そうなると、(良くない面では)訪れる人が少なくなり、ほかの地域との往来が減ってしまいます。しかし、反面で良いこともあり、遠く離れているからこそ独自に発展した“文化”が色濃く残り、今も続いているのです。私にとってまさに大好物のモノやコトが沢山ある場所で、それを再確認出来たのが今回でした。

この度訪れたエリアは、秋田市、湯沢市、角館町、能代市の4カ所です。

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1.秋田木工の「曲げ木家具」

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まずは湯沢市へ。ビームスジャパンではお馴染みの、日本で最も売れている(であろう)スタッキングスツールを製作する“秋田木工”さんでは、貴重な現場を見せて頂きました。

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お付き合いは古いのですが、生産現場は初めてで、私の思い描いていた様子を遥かに越えている現場の様子を見ることができました。
秋田木工の曲木の技術は、想像以上に昔ながらのもので、まさに“手作り”です。もちろん様々な機械や道具は使用しているものの、職人さんの腕前がすべてで、品質の高さと良心的な価格に頭が深く下がりました。ここでは新たな企画をお願いしてきたので、来年の春頃にご期待ください。

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2.堅実な造りの「川連漆器」

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そして同じく湯沢市の漆器の産地へ。知名度はほかの産地より劣ってしまうのですが、ここ“川連(かわつら)”の漆器は、個人的に非常に推したい仕事です。

実際に10年以上、汁椀を愛用しているのですが、堅実な造りのお陰で日々調子が良いです。華美さよりも日常の使い勝手を優先し、それによる品質やデザインが本当に魅力なのです。ここでもまた、新たな商品を仕込ませて頂きました。

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3.湯沢の「稲庭うどん」

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そして仕事の合間のお楽しみといえば、その土地ならではの郷土食です。湯沢となれば、“稲庭うどん”の一択。二種類のつけ汁で頂いたこちらも絶品でした。

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4.男鹿市の「なまはげ館」

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次に向かったのは、バスケットボールがさかんなことでも有名な能代市です。そして能代に向かう途中の男鹿半島の付け根辺りにある“なまはげ館”も是非ともオススメです。

行く前は少々舐めていたのですが、最高に楽しく勉強になる場所でした。日に何度か演じられる“なまはげ”の実演が、とてもとても興味深いものでした。いつかは、年末に秋田県内各地で行われる“本物”を見てみたいと強く思いました。

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5.秋田杉を使った「手作りの樽」

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能代市周辺は秋田名産である“秋田杉”の産地です。秋田杉だけを使うわけではないのですが、地元材を主に使用した手作りの“樽”の製作現場も訪れました。こちらの会社は一般家庭用の樽ではなく、お酒などの醸造に使用する大型の業務用樽の生産に特化しています。

業務用ならではの、簡素でありながらも迫力ある造りと見た目に一目惚れです。まだどうなるか読めないのですが、少し挑戦的な企画の話をしてきたので、うまくいけば形になるかもしれません。

基本的に商品や企画の仕込みが中心であったので、詳しく話せないのが辛いところですが、今後数年に繋がる、かなり有意義な秋田の旅でした。

ほかのどこよりも遠く離れているからこそ、秋田県には行く価値と目的があると思います。

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連載記事

鈴木修司

BEAMS JAPAN ディレクター

1976年、三重県松阪市生まれ、鎌倉市在住。1998年にBEAMS入社。ショップスタッフを経て、“fennica”のMD(マーチャンダイザー)、 “B:MING by BEAMS”のバイヤーを担当、現在は“BEAMS JAPAN”のディレクターに従事する。

鈴木修司

BEAMS JAPAN ディレクター

1976年、三重県松阪市生まれ、鎌倉市在住。1998年にBEAMS入社。ショップスタッフを経て、“fennica”のMD(マーチャンダイザー)、 “B:MING by BEAMS”のバイヤーを担当、現在は“BEAMS JAPAN”のディレクターに従事する。

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