知られざる魅力を秘めた岐阜の旅
美濃市と郡上八幡で見つけた銘品3選

  • 写真・文:鈴木修司
  • 編集:穂上愛
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今回から話の内容を少しばかり変えていきたいと思います。
前回までは、歴史や文化を中心にその土地の特徴や魅力を、時にはグルメ情報(庶民的なものばかりですが)などをお伝えしてきましたが、これからは、そこに纏わる“モノ”について、より詳しくお伝えしていきます。
私がお土産に買ったもの、そこで手に入れた愛用品など、実体験とともに各地のモノ(銘品)を紹介します。

さて、今回の旅は岐阜県です。
お隣の三重県生まれの私にとって馴染みのある土地ですが、まだまだ知られていない魅力や名所がたくさんあるところです。

縁あって岐阜県内の様々な地域の仕事に関わらせて頂いており、ここ数年は定期的に訪れています。
今回紹介するのは、“うだつの上がる町並み”と呼ばれる美しい景観で知られた美濃市。そして、美濃市に劣らぬ美しい町並みを残し、盆踊りファンのみならず県内外から多数の人が楽しみに集まる“郡上おどり”の舞台である郡上八幡です。

そんな美濃市と郡上八幡で見つけた、銘品を3つご紹介します。

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美濃市の“うだつの上がる町並み”。

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“郡上おどり”の舞台である郡上八幡。

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銘品その1.美濃和紙の靴下

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“松久永助紙店”の和紙ソックスは銘品です。和紙の産地は日本各地に数多くありますが、美濃市周辺は日本随一の産地として古くから知られています。

美濃市で手に入れたもので長く愛用しているのは“美濃和紙の靴下”です。
私がディレクションを担当するビームスジャパン各店でも販売しているのですが、この和紙の靴下が最高です。

もちろん好き好きがあるので、あまり過剰にオススメするのもなんですが、常にサラッとした肌触り、和紙ならではの素朴でありながらほどよい高級感の見た目が魅力です。

色は黒と生成りとグレー系ミックスの三つがありますが、どれも合わせやすく、季節を問わず使える優れものです。和紙の繊維が織り込まれているので、強度も十分で耐久性も◎です。気になる方は是非試して頂ければと思います。

銘品その2.食品サンプル

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“美味しそう”なラーメンの食品サンプル。

次に郡上八幡の銘品として紹介するのは、なんと“食品サンプル”です。
「食品サンプルって何?」と声が聞こえそうですが、昔ながらのレストランや定食屋さんのウィンドウケースに並ぶアレです。

あまり知られていないのですが、郡上八幡は食品サンプルの一大産地です。長良川沿いに栄える美しい街並みの郡上八幡とは縁遠い存在のようですが、そこにも歴史があるのです(ここで話すと長くなるので割愛します)。すでにビームスジャパンでも人気商品ですが、その食品サンプルをキーホルダーやマグネットに転用したものを作って頂いています。

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「さんぷる工房」のキーホルダーとマグネット。

少し先の話ですが、ちょっと面白い企画をお願いして来たので、この秋頃を楽しみにしていてください。写真を見せてしまっているので、お気付きになる方もいるかもですね(昔からよく言われるアレですね)。
ちなみに郡上八幡には数軒のメーカーがあるのですが、私が制作をお願いしているのは「さんぷる工房」さんです。こちらの食品サンプルは、ほんとうに“美味しそう”です。それほど精巧で、美味しさのツボを抑えていると個人的に思っています。

銘品その3.「桜間見屋」のニッキ飴

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もう一つ郡上八幡で紹介したいのは“桜間見屋のニッキ飴”です。 私の大好物で、疲れた時の癒し、気分転換に最高です。
モノの話をしだすとあっという間ですが、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
この旅で足を伸ばした同じく岐阜県の“下呂温泉”、中山道の宿場町の“大井宿”と“馬籠宿”にも触れたかったのですが……、またの機会にします。

連載記事

鈴木修司

BEAMS JAPAN クリエイティブディレクター

1976年、三重県松阪市生まれ、ビームスと同い年です。年間120日近くを旅に費やし、日本各地の様々な場所で魅力的なモノ・ヒト・コトに関わる仕事をしています。肩書きは“BEAMS JAPAN”のクリエイティブディレクター、日本に関係することあれば比較的なんでも来いのスタンスです。大学などで講師を務めることも。『銘品のススメ』著者、『都道府県おでかけ図鑑』監修。

鈴木修司

BEAMS JAPAN クリエイティブディレクター

1976年、三重県松阪市生まれ、ビームスと同い年です。年間120日近くを旅に費やし、日本各地の様々な場所で魅力的なモノ・ヒト・コトに関わる仕事をしています。肩書きは“BEAMS JAPAN”のクリエイティブディレクター、日本に関係することあれば比較的なんでも来いのスタンスです。大学などで講師を務めることも。『銘品のススメ』著者、『都道府県おでかけ図鑑』監修。