"安芸の宮島"との縁から生まれた、BEAMS限定の特産品

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    BEAMS JAPANの鈴木修司です。今回の旅の舞台は「安芸の宮島」、広島県は廿日市市にある、日本屈指の景勝地の宮島です。宮島といえば、世界遺産に登録されている厳島神社が有名ですが、なんとそのお膝元に私がディレクションを担当している“BEAMS JAPAN”の期間限定店舗があるのです。

    日本各地には魅力的な場所が沢山ですが、その中でも古くより日本人に愛されてきた歴史ある景勝地に興味があり、いつかそんな場所でお店を展開したいなと秘かな野望があったのです。とてもよいご縁で宮島に繋がり、あれよあれよと出店することになりました。その経緯を話すと長くなるので割愛しますが、少し前まで三重県は伊勢市にも同じく期間限定で出店し、“伊勢神宮内宮”の参道にある“おかげ横丁”の中にありました。次はどこでお店を開くか、乞うご期待です。

    話を戻します。このように特別な場所に出店させて頂く場合、ご当地にちなんだもの、その周辺の産地でつくられるものを仕込ませて頂くことが多いです。なので、今日はその宮島限定の商品について語らせて頂きます。

    意外に知られていない宮島の特産品として“杓子(しゃくし)”があります。“しゃくし”というとピンとこないかもですが、ご飯などをよそう時に使う“しゃもじ”のことです。なぜに杓子が宮島の特産品になったかといえば(簡単に説明するならば)、当地に祀られていた神様(弁財天)が持っている琵琶(楽器の)を模してつくられた縁起物が始まりで、「飯とる」道具を「敵を召し取る」という語呂合わせだそうです。

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    宮島の特産品として“杓子(しゃくし)。

    古くから参拝や観光客が多い場所だったので、そのお土産としての需要も高いことは容易に想像出来、長い年月の中で宮島の特産品として愛され、広まったのでしょう。宮島などで売られている杓子には2種類のものがあります。先にお話ししたような縁起物としての飾りもの、そして実用のものです。

    私としてはどちらもオススメしたいので、両方で商品企画をしています。ここで語るのは前者だけですが、写真にあるようにさまざまな縁起事が書かれていて、宮島で普通に売られているものはご当地のお土産物らしく背景に“厳島神社”が描かれています。

    しかし、BEAMS JAPANとして宮島の縁起物杓子を日本の銘品として紹介したいので、日本の象徴でもある“富士山”を代わりに描いて頂いたわけです。とてもよい感じです。

    私の想い出になるのですが、小学生の頃に家族旅行で宮島を訪れ、留守番をしてくれていた祖母に家族みんなで「長寿」と書かれた縁起物杓子をお土産に買い、その後長く実家の床の間に飾られていました。自分事ですが、よい想い出です。

    この富士山が描かれたものも、そんな風にお客様に長く愛されれば、本当に幸せなことです。ついでに仕込んだ限定品は、お隣の岡山県の名品である“畳縁”のコインケースです。これについてはまたいずれどこかで語らせて頂きますが、宮島で欠かせない参拝の際にお賽銭入れとして使って頂けたらとお節介に考えて企画させて頂きました。

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    岡山県の名品である、“畳縁”のコインケース。

    少し話が逸れますが、私が日本の銘品として紹介したいものは、各地の文化や歴史をいかに感じることが出来るか、使う人にどれだけ愛されることが出来るか、そこが重要です。

    ちなみに「BEAMS JAPAN 宮島」は来年1月10日までとなっておりますので、お近くにいらっしゃる際は是非ともお寄り頂ければと思います。

    最後に私の大好物の“あなご飯”を紹介します。宮島に渡るフェリーの乗り口(宮島口)近くにある“うえの”のソレは絶品です。

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    宮島に渡るフェリーの乗り口で出合った、大好物の"あなご飯”。

    鈴木修司

    BEAMS JAPAN クリエイティブディレクター

    1976年、三重県松阪市生まれ、ビームスと同い年です。年間120日近くを旅に費やし、日本各地の様々な場所で魅力的なモノ・ヒト・コトに関わる仕事をしています。肩書きは“BEAMS JAPAN”のクリエイティブディレクター、日本に関係することあれば比較的なんでも来いのスタンスです。大学などで講師を務めることも。『銘品のススメ』著者、『都道府県おでかけ図鑑』監修。

    鈴木修司

    BEAMS JAPAN クリエイティブディレクター

    1976年、三重県松阪市生まれ、ビームスと同い年です。年間120日近くを旅に費やし、日本各地の様々な場所で魅力的なモノ・ヒト・コトに関わる仕事をしています。肩書きは“BEAMS JAPAN”のクリエイティブディレクター、日本に関係することあれば比較的なんでも来いのスタンスです。大学などで講師を務めることも。『銘品のススメ』著者、『都道府県おでかけ図鑑』監修。