【TRUME、時を刻むアナログの鼓動】Vol.6 経年変化が楽しめる、男の愛用品。

  • 写真:岡村昌宏
  • 文:ガンダーラ井上

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腕時計ブランド「TRUME」に各界の識者が迫る連載企画。第6回は日本製デニム界の重鎮、眞鍋寿男さんが「経年変化」をキーワードに語ります。

今回新たに追加された「Mコレクション」はそれぞれセンサーを内包し、各種の情報をアナログ針で表示。腕時計本体は光発電だけで稼働します。革ベルトの素材には経年変化とともに表情の変化が楽しめるホーウイーン社製クロムエクセルレザーを採用。水や湿気に強いコーデュラバリスティックナイロン製の交換ベルトも同梱されています。TRUME TR-MB7005 ¥259,200(税込)

TRUME(トゥルーム)は、エプソンが立ち上げた新コンセプトウオッチのブランド。さまざまなセンサーを搭載しながらも、その表現をすべてアナログの針で行うという大胆な発想で注目を集めています。そのセカンドモデルが今回新たに登場。岡山デニムで知られるジャパンブルー代表の眞鍋寿男さんに使ってもらい、デニムとも共通する男の道具としての価値を語ってもらいました。

日本人の飽くなき探究心と、 細部へのこだわりが生むもの。

「桃太郎ジーンズ」「JAPAN BLUE JEANS」などオリジナルブランドを展開。デニム素材そのものを深く理解し、染め、織り、縫製、洗いの細部にこだわり、徹底的に追求した最高峰のジーンズで世界的評価を得ています。

国産デニム発祥の地であり、いまでは世界中のバイヤーが生地の買い付けに訪れる岡山県の児島。ここから日本のジーンズを世界へと発信し、そのきわめて優れた品質を知らしめた立役者、それが眞鍋寿男さんです。オリジナルブランドの桃太郎ジーンズは定番モノの製品に10年の保証が付きます。自社の縫製工場にはユーザーとともに時を刻み、味わい深い表情へと変わったジーンズが持ち込まれていました。

「ジーンズをひとつの道具、相棒として穿き込んでほしい。愛着を感じてもらい、武骨だけれど桃太郎ジーンズっていいねって言ってもらえたらありがたい」と眞鍋さん。

本社1階に設けられた縫製工場。定番モノの製品に10年の保証が付く桃太郎ジーンズは、ここでていねいにリペアされています。

愛着をもって接し、ユーザーとともに時を重ねる道具。最初のページで、美しく色落ちしたジーンズとともにある腕時計。それがエプソンの新コンセプトウオッチ、TRUME(トゥルーム)です。伝統的な腕時計らしさを感じさせる外観ですが、先端技術を駆使した高精度GPSセンサー、気圧・高度センサー、方位センサーを内蔵し、計測結果はすべて文字板のアナログ針だけで表示します。このたび、そのシリーズに新たなコレクションが加わりました。高品質な素材選定や仕立てにこだわり、エイジングやバンド付け替えといった、長く愛用したくなるような仕様。やわらかい肌触りと風合いの変化が楽しめるホーウイーン社製のクロムエクセルレザーバンドと、強度に定評があり多くのブランドに採用されるコーデュラバリスティックナイロンバンドが付属します。

「海外から入ってきて日本人の手にかかることで生まれ変わったものが相当ありますよね。ジーンズにしても腕時計にしても、こだわりをもって世界一のものをつくってきました」


すべての部品を、自社で一貫して製造。

新しいモデルには、長期使用による変化を楽しめるノンハードコートのモデル(左写真)と、ブラックの風合いを保つためにプロテクトコーティング処理したモデル(右写真)があります。

眞鍋さんの手がけるジーンズは、生地の原材料となるコットンの選定から始まります。縦落ちと呼ばれる経年変化の要諦は、繊維の長い原綿にあることを発見し、桃太郎ジーンズでは手摘みのジンバブエ産コットンを採用。糸の製法や織り、染色方法にも徹頭徹尾こだわり抜き、縫製のプロセスにもヴィンテージの特殊ミシンを使っています。

「染め、織り、縫製などすべて自社で一貫して行っています。他がやらないことに挑戦する姿勢は大事にしています」

その姿勢はTRUMEのものづくりにも見られます。部品ひとつひとつからセンサーまで、ほぼすべてを自社で完結。ケース素材は軽量で腐食に強く非磁性のチタン製です。バンドを固定するバネ棒、バネ棒パイプ、バンドの金属パーツまでもがチタン材なのです。

桃太郎ジーンズのほとんどは、ユーザーに経年変化を楽しんでもらうためノンウォッシュタイプで販売されています。

日本人の美意識として、使い続けたものだけがもつ風合いを景色として楽しむ感覚があるといわれます。ジーンズの世界では味と呼ばれる経年変化という価値観を、TRUMEの新コレクションでは腕時計の世界にもち込んでいます。今回採用されたレザーバンドは、肌に触れるとやわらかくなりすぐに馴染みます。使い込むほどに深まる色味が楽しめ、自分だけの1本としての愛着がわく。まさに経年変化を楽しめる道具として、手放せなくなるはずです。

「質感が懐かしい感じがしますね」と革ベルトについて語る眞鍋さんは、機能にも興味を示しました。自分のいた位置を記録し、そこに戻るための方角と距離を示してくれる「ウェイポイント」機能についてです。

「頻繁に釣りに行くんです。よく釣れた場所を記録しておけば便利ですね」と少年のように目を輝かせる眞鍋さん。本質を見極める人に、正確な時に加え有用な情報と遊び心を提示する頼もしい道具。それがTRUMEです。

【TRUME、時を刻むアナログの鼓動】Vol.6 経年変化が楽しめる、男の愛用品。

  • 写真:岡村昌宏
  • 文:ガンダーラ井上

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