「一生モノ」と言われる高級腕時計。中でも色褪せないのが、ブランドを代表する"定番コレクション"だ。今年もそんな定番コレクションから、数々の新作が発表された。歴史と新鮮さを両立する、一生モノになりうる新作モデルをご覧あれ。
1. タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ
2026年、タグ・ホイヤーが掲げるテーマは「160年以上にわたるクロノグラフへの飽くなき探求」である。スペイン語で「レース」を意味するアイコン時計「カレラ」は、当時のCEOジャック・ホイヤーが過酷なモーターレースに着想を得て1963年に開発した。
新作「カレラ クロノグラフ」は、ブランドの歴史と技術の集大成である。復活したドーム型風防「グラスボックス」と湾曲したフランジが、どの角度からも高い視認性を確保。ケース径は41㎜に拡大された。ヴィンテージ感漂う普遍的な佇まいと、約80時間駆動や100m防水といった現代の実用性を高次元で融合させた本作は、生涯の相棒たる「一生モノ」として申し分ない。
---fadeinPager---
2. カラトラバ 6119R
パテック フィリップの哲学は不変の様式美にある。その最たる例がメゾンの顔「カラトラバ」だ。象徴的なホブネイル模様をベゼルに踏襲しつつも、本作は決して懐古主義に陥っていない。特筆すべきは外装のバランスである。8.1㎜という薄型のローズゴールド製ケースに銀色のグレイン文字盤を合わせ、現代的なプロポーションを獲得した。
立体的なインデックスと時分針も同素材でシャープに統一。トレンドを超越する端正な美しさと、美しくエイジングを重ねるローズゴールドの輝きは、世代を超えて受け継ぐべき風格を漂わせている。
---fadeinPager---
3. スピードマスター ムーンウォッチ
オメガのマスターピース「スピードマスター ムーンウォッチ」が2026年の幕開けに提示した新たな解釈。それは白と黒の配置を反転させるという大胆なアプローチのクロノグラフである。本作の白眉は、象徴たるステップダイヤルの精緻な構造美だ。
上層にポリッシュ仕上げのブラックを配し、深い艶を獲得。ロジウム仕上げの枠が輝くホワイトのサブダイヤルにも同等の仕上げを施し、立体的で鮮烈なコントラストを生み出した。月面着陸の歴史的背景と過酷な環境に耐えうる堅牢性、そして手巻きの歓びを備えた本作は、生涯愛用できる一生モノの傑作である。
---fadeinPager---
4. ロイヤル オーク クロノグラフ
創業150周年を越え躍進するオーデマ ピゲが放つ野心作、それが新作「ロイヤル オーク クロノグラフ」の38㎜モデルである。最大のトピックは同サイズ初となる自社製ムーブメントの搭載だ。従来機がフレデリック・ピゲ社製ベースを採用していた歴史を踏まえれば、これは極めて画期的な進化である。
1972年にラグジュアリースポーツの扉を開いた意匠を守りつつ、ついに真の自社化を果たした。頂点に君臨する絶対的なステータスと、腕元にスマートに収まる絶妙なサイズ感を持つ本作は、まさに一生を託すにふさわしいタイムピースである。
5. タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ ストップウォッチ
長年モータースポーツの計時を司ってきたタグ・ホイヤーにとって、2025年はF1モナコグランプリ史上初のタイトルパートナー就任という歴史的偉業の年である。名実ともにレースの象徴となったタグ・ホイヤーが発表した「モナコ クロノグラフ ストップウォッチ」は、往年のサーキット用ストップウォッチを源流としながらも、現代の技術で再構築された意欲作だ。
色褪せない唯一無二のスクエアケースに、驚くほど軽量でストレスフリーなチタン素材を採用。歴史的節目を祝う希少な限定モデルは、生涯の相棒として所有する喜びを満たしてくれるはずだ。