【グランドセイコー】超高精度の「スプリングドライブ U.F.A.」搭載モデルに、待望のニューダイヤルが登場!

  • 文:谷田部 凱
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1960年の誕生以来、“最高峰の腕時計”を目指し革新を生み出し続けるグランドセイコー。その精神を体現し、世界最高水準の精度を誇る新たなタイムピースが登場した。

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厳冬の信州に広がる樹氷の森。その夜明けを映し出したグラデーションダイヤルには、薄型・小型化を実現しながら、年差±20秒という高精度を誇るムーブメントが宿る。

セイコーの「スプリングドライブ」は、 機械式時計のぜんまいを動力源としつつ、クオーツ時計の水晶振動子によって時間精度を制御する、独自のハイブリッド型ムーブメントだ。

そして2025年、グランドセイコーの飽くなき探究心から、さらなる進化を遂げたムーブメントを搭載した新モデル、グランドセイコー「Evolution 9 Collection スプリングドライブ U.F.A. 限定モデル」が誕生した。世界限定1300本の貴重なタイムピースで、11月8日より発売予定だ。

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ムーブメントの造形は、「信州 時の匠工房」から望む北アルプスの山々に着想を得ている。表面には、霧が凍りついたようなグランドセイコー独自の「霧氷仕上げ」を施し、さらに随所に椀状の面取りを加えて鏡面に磨き上げることで、澄んだ輝きを放っている。

 

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回転錘には、年差精度を実現したムーブメントの名「SPRING DRIVE ULTRA FINE ACCURACY」を刻印。

本モデルの中核となるのは、年差±20秒という驚異的な精度を実現したスプリングドライブムーブメント「キャリバー9RB2」(スプリングドライブ U.F.A.)である。3か月にわたるエージングを経て安定させた水晶振動子を、新設計のICとともに真空封止。温度、湿度、静電気、光といった外的要因を最小限に抑え、かつてない精度を実現した。

また小型・薄型化にも成功し、これにより「9R スプリングドライブ」搭載モデルの中で最小である37㎜のケース径に収まっているのも特筆すべき点だ。さらにスプリングドライブ史上初となる「緩急スイッチ」を搭載し、長期使用による微細な誤差をアフターサービス時に補正可能とした。精度において寸分の隙も見せない圧倒的な安心感をもたらしている。

デザイン面においてもグランドセイコーの哲学が息づいている。ダイヤルの着想源は、ブランドの製造拠点「信州 時の匠工房」の東に広がる諏訪・霧ヶ峰高原。冬の深まりとともに樹々が氷の衣をまとい、幻想的な「樹氷」の森が夜明けを迎える情景を、バイオレットの繊細なグラデーションで表現している。

ケースとブレスレットには、世界最高レベルの耐食性を誇る「エバーブリリアントスチール」を採用。白く美しい光沢を持つこの素材は、ヘアライン仕上げによって静謐なダイヤルとのコントラストを際立たせる。さらに熟練職人によるザラツ研磨が、ゆがみのない鏡面と際立つ稜線を実現し、上質な輝きを放つ。

時計が「時間を計る道具」である以上、精度は妥協できない要素である。本作「Evolution 9 Collection スプリングドライブ U. F. A.限定モデル」は、その本質を極限まで追求し、現代における腕時計の価値を再定義する存在を確かに提示する。

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Evolution 9 Collection スプリングドライブ U. F. A.限定モデル/自動巻き、エバーブリリアントスチールケース&ブレスレット、ケース径37㎜、パワーリザーブ約72時間、シースルーバック、10気圧防水、世界限定1300本。¥1,463,000

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