貧困地区に住む若者の未来を考えた、 美味しくてためになる「フルーツ&ナッツバー」

  • 文:仁尾帯刀
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SÃO PAULO サンパウロ/ブラジル

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ブラジルの根深い貧困に取り組むべく、ネッスルが売上の100%を慈善団体に寄付する「フルーツ&ナッツバー」(各5.09レアル)を発表し、ネット販売を開始した。

貧困世帯出身の社会活動家エドゥアルド・リラが率いるNGO「ジェランド・ファルコンエス」は、おもにサンパウロ大都市圏のファベーラ(貧困地区)を多角的に支援。なかでも若者への教育とその社会進出に重点をおいた活動が注目されている。この企画は開発時から複数のファベーラのリーダーが関わり、販売する商品をフルーツ&ナッツバーに決めた。パッケージデザインもファベーラの若者が考案している。

www.nestle.com.br

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※この記事はPen 2022年10月号より再編集した記事です。