【レコード初心者が選ぶべき一台】外付け機器不要でBluetoothにも対応、老舗DENONの本格プレーヤー

  • 文:麻倉怜士
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(レコードプレーヤー)
DENON DP-500BT デノン P-500BT

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創業116年となる老舗の技術が詰まったレコードプレーヤー。33-1/3回転、45回転、78回転に対応し、LP盤、EP盤に加えSP盤も再生できる。¥117,700(実勢価格)

デジタルオーディオはサブスクが中心になったが、レコードジャケットを賞味し、盤を手にして「音楽がこの中に詰まっている」という実感が持てるアナログは、趣味性が横溢している。そんなレコード文化がいま人気だ。筆者のレーベルで今年4月にリリースした情家みえの45回転LP『ボヌール』は初期ロットがすでに完売。アナログに吹く風を実感した。

入門用のレコードプレーヤーを推薦してほしいとよく言われるが、最近はデノンの新製品「DP−500BT」を推している。フラグシップ「DP−3000NE」の技術エッセンスを多数採り入れたハイコスパなプレーヤーだ。

デノンは日本のアナログ文化の老舗。放送局用のプレーヤー開発をはじめ、技術蓄積は膨大だ。たとえば、プレーヤーの肝となるトーンアーム。1971年の名機「DP−5000」のS字型トーンアームの仕様をもとに、OB技術者の助言を受けて再開発された伝統の高性能アームが「DP−500BT」に搭載されている。

初心者にも優しい仕組みもうれしい。まずは内蔵のフォノイコライザーアンプ。フォノ入力がないアンプなどにも直接接続できるので、外付けフォノイコライザー不要で導入しやすい。さらにオートリフトアップ&ストップも便利。聴きながら寝落ちしても再生終了したらアームが自動で上がり、ターンテーブルの回転も停止する。

付属のMMカートリッジで聴いた印象を記す。キーワードは〝音源のツボを見事に押さえた音〟だ。冒頭のLP『ボヌール』は、45回転ならではのワイドレンジで、音場は濃密。アナログらしい声の生々しさ、音像の絡み合い、音の深さを感じた。アナログレコードの魅力を再発見させてくれる傑作プレーヤーだ。

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Bluetooth機能を搭載し、コードレスでオーディオ機器やヘッドフォンなどと接続可能。高音質伝送技術「aptX Adaptive」にも対応し、有線接続に迫るサウンドを楽しめる。

麻倉 怜士

デジタルメディア評論家。デジタルシーン全般の動向を常に見据える。著書に『高音質保証! 麻倉式PCオーディオ』(アスキー新書)、『パナソニックの3D大戦略』(日経BP社)などがある。

デノンお客様相談センター
TEL : 0570-666-112

麻倉怜士

デジタルメディア評論家

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デジタルメディア評論家。デジタルシーン全般の動向を常に見据える。著書に『高音質保証! 麻倉式PCオーディオ』(アスキー新書)、『パナソニックの3D大戦略』(日経BP社)などがある。