「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」が約10カ月にわたる大規模なリノベーションを終え、4月にリニューアルオープンを果たした。1階のロビーエリアとスイートルームを含むすべての客室が、装いも新たにゲストを迎えている。
2002年に開業した「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」は、東京駅八重洲南口から徒歩4分とまさに東京の玄関口にありながらも、客室はあえて57室に厳選したつくり。それゆえ洗練されたプライベート空間と、パーソナルで行き届いたサービスが育まれ、本物のブティックラグジュアリーを実現してきた。今回のリニューアルではこの真髄はそのままに、世界的に活躍する建築家アンドレ・フー率いる「アンドレ・フー スタジオ」により、“東京の中心に佇む 現代様式の邸宅(コンテンポラリーマナー)”として新たに生まれ変わった。
アンドレ・フーといえば、フランスの「ヴィラ・ラ・コスト」やイギリスの「ザ・バークレー」、そして香港の「ジ・アッパーハウス」といった数々のラグジュアリーホテルを手掛けるだけでなく、ルイ・ヴィトンの「オブジェ・ノマド・コレクション」への参加など、多岐にわたり活動を続ける建築家だ。日本では「ウォルドーフ・アストリア大阪」が記憶に新しいところ。彼が描き出すのは、落ち着きと優雅さを基調とした、自然体のラグジュアリー。その哲学と、日本の伝統的な美意識、そして東京ならではのインターナショナルで現代的な感性が融合した、唯一無二の「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」が完成した。
新たなロビーラウンジは、和紙をあしらった雪洞のようなライトや、吹き抜けロビーのアクセントになる風炉先屏風さながらのオブジェなど、モダンな意匠の中にも随所に日本らしさを感じさせる。
大きく広がる窓からは、やわらかな光がところどころにこぼれおちるよう設計され、その陰陽を見事に捉えた演出は、日本独自の言葉「木漏れ日」の概念に通じる。木々が風に揺らめき、生き生きとした枝葉の隙間から太陽の光がそっと差し込むような、安らぎを醸し出すデザイン。これにより窓の外に広がる植栽とロビー空間がひと続きになり、活気に満ちた街のすぐ側にありながらも、日常から解放された静穏を感じられるだろう。
スイートを含む全57室の客室も、全面リニューアル。木の温もりを感じさせる空間には、なめらかな曲線シルエットが美しいミッドセンチュリー調のインテリアが配され、まるで邸宅を訪れたかのような穏やかなひとときを約束する。アクセントには桜色やターコイズを添え、やわらかなカラーリングも心地よい。
そして従来のホテルのように玄関・寝室・浴室という区別をあえて設けず、客室全体をスムーズに行き来できる、流れるような動線を重視した。そうすることで一体感が生まれ、ゲストがどこにいても寛ぎ、自然な会話が生まれる場所に仕上がっている。
スタンダードな客室は「エキルーム」と「マルノウチルーム」を用意し、どちらも天井まで続く大きな窓から日差しがたっぷりと降り注ぐ。「エキルーム」からは赤レンガの東京駅舎を、「マルノウチルーム」からは外堀通りや丸の内のビジネス街を一望できるので、好みに合わせて選びたい。


全8室の「コーナーギンザルーム」は、大きな二面採光の窓から東京の絶景に身を委ねるかのような客室だ。クイーンベッドを2台備え、最大3名までステイできるので、ファミリーでの寛ぎにも相応しい。そして広さ88㎡を誇る「1ベッドルームスイート」は、リビングルームとベッドルームを独立させた間取りが魅力。バスルームには床から天井までの大開口窓を設えており、東京の夜景を眺めながら優雅なバスタイムを楽しめるのは、この部屋ならでは。
そしてホテルステイをさらに満喫するためのプランも充実。まるで別邸のようにゆったりと過ごせる「3泊目無料プラン」や、スパトリートメント15%オフ、宿泊料金10%オフ、そしてセルフパーキングが無料になる「丸の内エスケーププラン」、そして家庭的な雰囲気が心地よいホテル内のビストロ「メゾン マルノウチ」でいただく「朝食付きプラン」など、一人ひとりに合ったステイをつくりあげられる。
東京の喧騒が間近にありながらも、まるで友人の邸宅に招かれたかのような安らぎに包まれる「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」。確かなホスピタリティと、アンドレ・フーのデザインによるモダンラグジュアリーが生み出す居心地のよさを、堪能してみてはいかがだろう。
フォーシーズンズホテル丸の内 東京
住所:東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内
TEL:03-5222-7222
www.fourseasons.com