マリメッコを支えたデザイナーのドキュメンタリーからヘザウィック・スタジオ展まで【Penが選んだ今月のデザイン2選】

  • 文:猪飼尚司(デザインジャーナリスト)
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1.マリメッコを支えた、伝説のデザイナーの足跡

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19歳で娘を出産。その後、進学した芸術大学在学中に彼女の才能は開花する。 Ⓒ 2021 Greenlit Productions and New Docs

不動の人気を誇る、フィンランドのテキスタイルブランド、マリメッコ。ケシの花を大胆にあしらった「ウニッコ」をはじめ、生涯のうちに500以上のパターンを同社に提供し、成長の礎をつくったのが、デザイナーのマイヤ・イソラだ。戦争、恋愛、結婚、出産などを体験しながら、世界中を旅し、新たな感覚を養っていったマイヤ。この映画では、貴重な当時の映像や家族の証言、本人の日記などをたどりながら、稀代のデザイナーの生涯を振り返っている。

『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』

監督/レーナ・キルペライネン
出演/マイヤ・イソラほか 2021年 フィンランド・ドイツ映画 全国の映画館で公開中
https://maija-isola.kinologue.com

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2.世界的なデザイン集団が行う、28のプロジェクトにフォーカス

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2021年にニューヨークで撮影されたヘザウィック・スタジオの『リトル・アイランド』。 photo: Timothy Schenck

イギリスのデザイナー、トーマス・ヘザウィック率いるヘザウィック・スタジオ。近年、都市計画などの大規模なプロジェクトで最新のエンジニアリングを駆使する一方で、必ずその根本に、人間本来の姿や日常的な行為といった身近な視線がある。ヘザウィックの挑戦的かつニュートラルな視線が、いかに時代の進化と連動しているか――本展では28のプロジェクトを通じて、その本質を深く掘り下げていく。

『ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築』

開催期間:~ 6/4
会場:東京シティビュー
開館時間:10時~22時 ※入館は閉館1時間前まで
休館日:無休 
料金:一般¥2,000 ※土、日、祝は¥2,200。ウェブより事前予約可 
www.mori.art.museum/jp/exhibitions/heatherwick

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※この記事はPen 2023年5月号より再編集した記事です。