【Penが選んだ、今月の音楽】
『7+』
活動20周年を迎えた日本屈指のポップス・マエストロ、冨田恵一のセルフ・プロジェクトが総勢20名のゲストとともに編み上げた7作目。細野晴臣の歌声が染みる「煙たがられて」他、早見沙織、AAAMYYYらの気鋭を曲調に合わせて起用した全12曲は、人選の妙も光る最新型アーバンポップスの見本市。9名の声が集う冨田版「ウィ・アー・ザ・ワールド」のような「MAP for LOVE」には生のストリングスを加え、藤巻亮太が歌う「さあ話そう」はスクリュード・バージョンを採用するなど、既発曲も新音源で味わえる。
※この記事はPen 2022年8月号より再編集した記事です。