漁網をワンピースに⁉ 釣り具ブランドが取り組む海洋環境悪化対策

  • 編集&文:一ノ瀬 伸

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SDGs NEWS

SDGs とは「Sustainable Development Goals」の略で、17のゴールから構成される「誰ひとり取り残さない、持続可能な開発目標」。実践できる身近なSDGs のニュースを毎月お届けします。

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DAIWA●ダイワが始動した「BE EARTH-FRIENDLY -漁網アップサイクルプロジェクト-」で発表された、漁師向けつなぎやレインウエア。表参道ヒルズで開かれた「Rakuten Fashion Week TOKYO2022A/W」にて出展した。

フィッシングブランドのダイワは、廃棄された漁網からアパレルアイテムを製作するアップサイクルプロジェクトを発表した。海をフィールドにするダイワが長年取り組んできた、深刻な海洋環境悪化への対策の一環だ。3月に行われた本プロジェクトに関する展示には、漁網を原料としたつなぎやジャケット、セットアップ、ワンピースなどが並んだ。また、漁網を衣服に変換する工程についても解説。これらフィッシングウエアについては現在製品化を進めていて、漁業関係者へも還元していく。

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同プロジェクトでアパレル製品の原料とする漁網。海に流出した漁網は海洋プラスチックゴミのうち多くの割合を占め、環境汚染の要因となっている。

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※この記事はPen 2022年6月号より再編集した記事です。