CHANEL
シャネル

20年目の「J12」が、
華麗にモデルチェンジ

J12(右)

自動巻き、高耐性セラミック×ステンレス・スチール、ケース径38mm、逆回転防止ベゼル、ホワイトラッカーダイヤル、日付表示、パワーリザーブ約70時間、高耐性セラミック製ブレスレット、200ⅿ防水。¥683,100

J12 ファントム (左)

自動巻き、高耐性セラミック×SS、ケース径38mm、逆回転防止ベゼル、ブラックラッカーダイヤル、パワーリザーブ約70時間、高耐性セラミック製ブレスレット、200ⅿ防水。¥707,400(予価、8月発売予定)

シャネルのアイコンウォッチ「J12」が、事実上のフルモデルチェンジを決行した。とはいえ、ぱっと見にはどこが変わったのかがわからないのだが、それこそがシャネルの狙いである。「なにも変えずに、すべてを変える」をキーコンセプトとして極秘裏に進んだプロジェクトの結果、全体の70%に手が入れられた。デザイン上の変更点を挙げていけば、ベゼルを細くして外縁の刻みを30から40に増やし、リューズを小さくして、フォルムをよりシャープに印象づけた。文字盤上では「SWISS MADE」「AUTO MATIC」ともに書体をブランドロゴと同じものに変更し、前者はフリンジに移動。レイルウェイ・インデックスは5刻みのポイントを明確にし、インデックスもセラミック製に。時分針の太さを揃え、秒針もカウンター側エンドの丸形を小さくし、一直線に整えている。ムーブメントも換装され、シャネルも出資する注目の新進メーカー、ケニッシ社製のマニュファクチュールが初登場。新機軸のシースルーバックからはローターに大胆な中空の円形を取り入れた、一瞬でシャネルとわかる意匠が目を惹く。
ニューモデルのさらなる話題が、「J12 ファントム」。インデックスもベゼル上の数字もブラックにブラックを重ね、全体のトーンも抑え、漆黒のシックが浮かび上がってくる。