コーヒー豆の挽き方にこだわり、ひとつ上の味を。
家電コンシェルジュ
concierge 神原サリー Sally Kamihara
新聞社勤務を経て「家電コンシェルジュ」として独立。豊富な知識と積極的な取材をもとに、独自の視点で情報を発信している。2016年、広尾に「家電アトリエ」を開設。テレビ出演や執筆、コンサルティングなど幅広く活躍中。

青野 豊・写真
photographs by Yutaka Aono
デロンギ デディカKG521J-M
DéLonghi Dedica KG521J-M <コーヒーグラインダー>

コーヒー豆の挽き方にこだわり、ひとつ上の味を。

コーン式挽き刃により挽きの均一性を高め、雑味の少ない安定した味わいを楽しめる。¥32,400(税込)

相変わらずコーヒー市場が熱い。家電製品でもコーヒーメーカーやエスプレッソマシンにとどまらず、Pen4/15号の当コラムでも紹介したように家庭用では初となる珈琲豆のロースターまで登場している。そして、今回取り上げるグラインダー(コーヒーミル)も急成長しているのだ。ドリップ派なら‟豆から挽いて”コーヒーを淹れたいという気持ちになるのも納得がいくというものだ。

デロンギから発売された「デディカKG521J‒M」は、グラインダーの中でも最高峰といえる高級モデル。最新のコーン式挽き刃のグラインダーを採用しており、1粒ひと粒を切るように挽くため挽きの均一性に優れている。実際に試したことがあるのだが、選りすぐりの豆を購入したとしても、不均一に挽かれた豆で淹れたコーヒーは雑味が混ざり、悲しいほどに豆の特性を消してしまって不味くなる。ところがデディカで挽いた豆は見事に粉の大きさが揃って、安定した味わいを提供してくれるのだ。しかも、摩擦熱の発生を最小限に抑えた低速回転をするため、香りが逃げない。

そしてもうひとつ、このグラインダーはエスプレッソ用の極細からフレンチプレス用の粗挽きまで、18段階に粒度を変えられるのも大きな魅力だ。シングルオリジンの豆を中挽きにしてハンドドリップで淹れるのもいいが、オイルまでを抽出したコクのある味わいのフレンチプレスも乙なもの。水出しのアイスコーヒーやバリスタを気取ってていねいにタンピング(挽いたコーヒーをフィルターに詰める作業)したエスプレッソなど、多彩なコーヒーメニューを楽しむきっかけになるだろう。

2.1インチの液晶ディスプレイは上から見やすく、コーヒー豆をかたどったボタンやカップの絵柄の表示など、フルオートのコーヒーマシンを思わせるようなスタイリッシュかつ、わかりやすいインターフェース。側面にある「杯数ダイヤル」をくるくる回せば1〜14杯まで設定ができ、豆の量もコーヒーの濃さや好みに合わせて3段階の「定量設定」ができるので、挽くたびに豆を量ったり、豆を挽き過ぎて無駄にしたりということがないのも便利だ。着脱式のコンテナが付属していて静電気による粉の飛散も防ぐなど、グラインダーの性能のみならず使い勝手もとことん配慮されている。さすがコーヒーの本場イタリアのブランド「デロンギ」の製品だと感服する。

同ラインのデディカシリーズには、コンパクトなメタルボディのエスプレッソ・カプチーノメーカー「EC680」があり、コンテナを外して、フィルターホルダーをセットすれば、挽き立ての粉をそのままホルダーに投入できる。エスプレッソ派なら、ぜひともシリーズで揃えたいところだ。

コーヒー豆の挽き方にこだわり、ひとつ上の味を。

2.1インチの液晶ディスプレイ。スタイリッシュかつわかりやすいインターフェースで、直観的に操作できる

デロンギ・ジャパン TEL:0120-804-280

※Pen本誌より転載
コーヒー豆の挽き方にこだわり、ひとつ上の味を。