「サンローラン」から、色気のある花々が咲き誇る主役級ブルゾンが登場!

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    NEWSな服&小物

    Vol.05写真:森山将人(mili)  文:森下隆太

    「サンローラン」から、色気のある花々が咲き誇る主役級ブルゾンが登場!

    ラグランスリーブにコンパクトな着丈、スポーティディテールとリュクスな素材、そしてセンシュアル極まる柄使い。サンローランにしか表現できない“色気”ある一着です。

    昨年の4月に、サンローランのクリエイティブ・ディレクターに就任したアンソニー・ヴァカレロ。初コレクションとなった今季は、彼らしい辛口なカラーパレットかつレディース畑で培った”色気”のあるアイテムが多く登場しています。今回ピックアップしたテディジャケットは、その世界観が一着に凝縮されたアイテムです。艶かしい大胆な柄使いはまさにその真骨頂と言えるでしょう。ジャポニスムタッチの花柄の上に、LOVEのアルファベットと生き生きとした蛇が交差します。実はこれ、ムッシュ イヴ・サンローランが新年のグリーティングカードとして親しい友人や家族に送っていた”LOVE CARD”から着想を得たもの。ムッシュにもオマージュを捧げつつ、メゾンに残るアーカイブをモダンに甦らせ、トレンドへと昇華させました。

    蛇と花は、いうまでもなく男女のモチーフ。そこにLOVEという友愛のメッセージが加わります。ちなみに1970年の”LOVE CARD”にもこの柄を見ることができます。

    「ちょっと難しいかな」と思う柄ですが、流行りのオーバサイズではなく身体にフィットする控えめなサイジングに加え、柄の色みもややスモーキーなトーンで統一されているので、大人でもすんなりと着られます。絶妙な攻め具合の色と柄は、ここぞの一着にもってこいです。前合わせは、スタジャン仕様のスナップボタン。首元や裾、袖口はリブニット切り替えられたスポーティなディテールです。素材は、ジャケットの裏地に使われるような高級素材ビスコースを使用。この光沢感も品のあるラグジュアリーなムードに一役買っています。黒のスラックスにローファーを合わせて、ドレッシーに洒落込むのが最も大人っぽい着こなしですが、デニムにスニーカー合わせで往年のテディボーイを気取っても、昨今のラフでスポーティなムードにマッチすることでしょう。

    しだれ梅に、青海波で描かれた蛇。モードトレンドであるジャポニスムを大胆に表現。上品な光沢感のビスコースがラグジュアリーさを引き立てます。

    サンローラン テディブルゾン ラブ
    【価格】¥324,000
    【素材】ビスコース
    【問い合わせ先】イヴ・サンローラン TEL:0570-016655