急速な経済発展が生んだ、中国の性産業バブルの驚くべき実態。

  • 文:今泉愛子

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『性と欲望の中国』 安田峰俊 著 文藝春秋 ¥918(税込)

2005年の調査では、性生活満足度が対象41カ国中ワースト1だった中国。しかし急速な経済発展に伴い、性に対する意識も大きく変化してきた。性産業が栄え、ラブドールを製造する企業が上場を果たす一方、不倫がバレて職を失う男性が続出。ルポライターの著者は、「荒淫の島」の異名をもつ広東省の島、下川島(シャーチュワンダオ)の興隆と衰退や、ラブドールと暮らす男性、LGBTの現状などをレポート。性欲も国家の統制下にある中、したたかな人々の様子が興味深い。


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