文筆家や漫画家、書店員らが披露する食や料理を取り上げた“おいしい本”。

  • 文:今泉愛子

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『つくるたべるよむ』 本の雑誌編集部 編 本の雑誌社 ¥1,870(税込)

【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】

料理本の編集者、食の文筆家や漫画家、書店員などが食を取り上げた本を推薦、食と本づくりの舞台裏も明かされ臨場感がスパイスのごとく効いている好書。カレー研究家の水野仁輔が制作する、1冊につきひとりのインド料理人を紹介して16冊まで出した冊子や、フードジャーナリスト向笠千恵子が40年以上前に勤務していた出版社「お料理社」のていねいな仕事ぶりなど、料理と本のいい関係が満載。おいしいものが人を惹きつけるように、食の不思議な吸引力があるおいしい本だ。



アフリカ・コンゴ盆地の狩猟採集民と農耕民、“本当の豊かさ”を手にしたのはどちらの女性たちなのか?

金原ひとみが生々しく綴る、パリと東京で暮らした2年間。

学園で起こる数々の事件に、スーパー養護教諭が立ち向かう。