タップダンサー熊谷和徳が見出した、虚飾のないMINIクラブマンの美しさ。

  • 写真:柏田芳敬
  • 文:サトータケシ スタイリング :若梅
  • ヘアメイク:須山忠之

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ソロ公演は即日ソールドアウト、日本や海外のビッグミュージシャンとも共演する熊谷和徳さん。身体全体で美を表現する熊谷さんに「MINIクラブマン」の美しさを語ってもらいました。さらに、MINIクラブマンをバックにタップダンスを披露。ふたつの美の共演が実現しました。

タップでいい音を出すため、靴やタップボードに気を使う熊谷さん。クルマも足まわりが大事な点は同じです。

グレゴリー・ハインズという名前を知っていますか? ブロードウェイの舞台で活躍し、演劇界のアカデミー賞と呼ばれるトニー賞を受賞した伝説のタップダンサーです。

そして、米国のカルチャー誌『ザ・ヴィレッジ・ヴォイス』で「日本のグレゴリー・ハインズ」と絶賛されたのが、熊谷和徳さん。ニューヨークを拠点に活動する熊谷さんは、『ニューヨーク・タイムズ』でも既に何度も取り上げられています。

ニューヨークでMINIをよく見かけるという熊谷さんは、MINIクラブマンと対面し、「スタイリッシュなクルマというイメージを抱いていましたが、このモデルはラゲッジスペースが広いので実用性も高そうですね」というファーストインプレッションを口にしました。

熊谷さんとMINIクラブマンの“セッション”

1977年、宮城県生まれ。15歳でタップを始め19歳で渡米。ニューヨーク大学の心理学科に通いながらタップのトレーニングを受けました。この時、故グレゴリー・ハインズから高く評価されたといいます。現在は舞台で活躍するほか、タップの普及にも努めています。

タップダンスでいちばん大切にしていることを熊谷さんに尋ねると、「いい音を出すことです」という答えが返ってきました。

「タップの音で喜怒哀楽の感情を表現するので、音が大事です。靴とタップボードの素材や集音マイクなど、テクニカルな面にもこだわっていますが、最終的には自分と大地の関係が大事だと思います。タップはもともとアフリカのダンスで、彼らが自らの身体ひとつで表現したものですから。踊っている時には自分の中でメロディーも流れていて、打楽器というよりも歌に近いと感じています」

タップのルーツであるアフリカのセネガルを訪ねたり、ヨーロッパへツアーに出るなど、さまざまな経験をすることで熊谷さんのタップダンスによる表現は深化を続けています。このような感性をお持ちの熊谷さんが、MINIクラブマンをディテールに至るまでチェックしました。

エンジンを始動すると、MINIヘッド・アップ・ディスプレイがドライバーの眼前にせり上がってきます。
シートは数種類が用意されています。写真はレザーのスポーツ・シートで、チェスターというダイヤモンド柄。
取材車には、オプション装備のハーマン・カードン製HiFiラウドスピーカー・システムが装着されていました。
MINIナビゲーション・システムを全車に標準装備。ブルートゥースのハンズフリー通話システムも備えます。

ニューヨークで見かけて、そのエクステリアデザインにスタイリッシュなイメージを抱いたという熊谷さんですが、乗り込んでみてその想いはさらに強くなったようです。

「運転席の正面にせり上がるヘッド・アップ・ディスプレイは、機能的であると同時に近未来的でとてもかっこいい。視線を動かさずにスピードメーターなどを確認できますね。ハーマン・カードンのスピーカーの音も素晴らしく、運転中に好きな音楽を聴けるのは贅沢な時間です」

実用性を第一に考えてつくられることが多いのがコンパクトカー。もちろんそれは間違っていません。けれどもMINIは機能をしっかりと考えながら、デザインや色、ステッチ、音など、美しさを盛り込んでつくられています。

このようなさまざまなかたちでの美へのこだわりが、アート表現を生業にする熊谷さんの心に響いたようです。

普段使用しているタップボードを持ち込んで踊り始めた熊谷さん。その迫力に、心を奪われます。

MINIクラブマンと熊谷さんとの“セッション”が始まります。「タン、タタン、タン」というリズムと、濁りのない澄んだ音、そしてダイナミックに舞うダンスが三位一体となり、取材スタッフを圧倒します。なるほど、このリズムと音と迫力が、本場ニューヨークで称賛されているわけです。

アクセルやハンドルの操作に俊敏に反応し、リズミカルなドライビングを提供することも、MINIクラブマンの特長のひとつ。リズムを持ち味とする両者が、ここで出合いました。

日常で嬉しい、MINIクラブマンの実用性。

ドライブをしている最中に、普段は思いもつかないようなアイデアが浮かぶこともあるとか。

熊谷さんにとってクルマの中で過ごす時間は重要で、特に目的もなくひとりでドライブに出かけることもあるようです。

「プライベートな空間というか、ひとりになれる時間で、クルマの運転はすごく意味があると思っています。好きな音楽を聴きながらクルマを走らせると、ニューヨークという街が全然違って見えたりして、瞑想とかメディテーションの状態にちょっと近いという感じも受けます。新しいクリエイティブなアイデアが浮かぶことも多いです。だからドライブは好きで、たまに目的もなくクルマで出かけることもあります」

そう語る熊谷さんに、クルマに求めるものはなにかを聞いてみました。

「タップボードを自分で運ぶ場合もあるので、このクルマのように荷室が広い方が嬉しいですね。あと、このクルマみたいにオーディオの音がいいと最高ですね」と笑顔を見せてくれました。

ラゲッジスペースの下で足を動かすと荷室が開くイージー・オープナー。「両手がふさがっても大丈夫ですね」
「サイズもちょうどいいし、視界が確保されているので運転がしやすいと思います」と、運転席に座った熊谷さん。
タップボードを運ぶ必要があるという熊谷さんは、MINIクラブマンの荷室の広さに納得した様子です。

MINIクラブマンは、機能もしっかり確保している上で、デザインや色、音にまでこだわっているという話から、話題は日米のアートに対する感覚へとふくらみます。熊谷さんによれば、「日本でもニューヨークでも、アートに対するリスペクトの気持ちは変わらないと思います」とのことです。

一方で、ニューヨークの方がより身近にアートを感じることもあるといいます。

「道で音楽がかかっていると踊っちゃうとか、地下鉄を待っているとホームで演奏する人がいるとか、ニューヨークではもっとカジュアルにアートを楽しんでいるかもしれませんね」

実用一辺倒の移動のための道具ではなく、MINIクラブマンのように実用性と美的センスを両立したクルマと暮らすことは、アートを身近に感じることに近いのかもしれません。熊谷さんとMINIクラブマンの“セッション”から、そんな印象を受けました。

伸びやかなルーフ(屋根)のラインにも注目。空間的な余裕を与えることと、美しさとを両立させるポイントです。

MINI COOPER CLUBMAN
サイズ:全長4270×全幅1800×全高1470mm
エンジン型式:1.5ℓ/直列3気筒ターボ
最高出力:136PS/4400rpm
最大トルク:220Nm/1250-4300rpm
価格:¥378万円~


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