そこでお薦めしたいのが、ラテン語の“specto（見る）”を語源とする名を冠したPC。日本HPから発売された「HP Spectre 13」です。以前、本誌で紹介した“Spectre（スペクトル）”シリーズの最新作となる本機は、クラムシェル型のノートPC。ひと目でわかるように、最大の特徴はデザインです。ダークグレーのボディにブロンズゴールドをあしらい、高級オーディオのような雰囲気を纏っています。

さらに、本体の薄さにも驚きます。ディスプレイは13.3インチですが、実にスリム。堅牢性を維持しながら、世界最薄の10.4mmを実現しているのです。天板に触れてみると、アルミニウムのしっとりとした心地よい感触。質感にこだわった着色アルマイト＆ポリッシュ加工が施されているのです。重量も1.11Kgと軽く、13.3インチノートとはいえ、鞄に常時入れておける重さになっています。

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ディスプレイを開くと、なめらかにヒンジがスライドするのがわかります。このヒンジは外側からは見えないように設計されていて、本体の薄さを際立たせるとともに、このノートPCのデザイン性を象徴するディテールといえます。キーボードのストロークは1.3mmを確保し、しっかりとした打ちごたえで、本格的な書類の作成も快適に行えます。しかも暗いところではバックライトが点灯する仕様で、夜間のフライトなどの移動シーンでもユーザビリティを損ねる心配はありません。

周囲の羨望を集めるようなデザイン性だけが、本機の魅力ではありません。もちろんスペックも最上級。第6世代インテル Coreプロセッサーをはじめ、高速駆動SSDと大容量8GBメモリ、そして最新USB Type-Cを搭載しています。優雅なデザインからハイスペックまで、すべてに最上級を求めた「HP Spectre 13」。まさに“ラグジュアリーPC”ともいうべき、大人にこそふさわしいノートPCの登場ではないでしょうか。（柳谷智宣）