Go Toトラベルを使い、高知で鰹の塩たたき、いも天、そして面白い服屋...

Go Toトラベルを使い、高知で鰹の塩たたき、いも天、そして面白い服屋を堪能してきた。

Go Toトラベルを使い、高知で鰹の塩たたき、いも天、そして面白い服屋を堪能してきた。

高知市内を歩いていると「土佐高知の〜」というメロディが橋のたもとから流れてくる。こういうのが旅の気分を盛り上げてくれるのだ。

思い立って高知に行ってきました。もちろん例のGo to Travelを使って。

きっかけをつくってくれたのは『Pen』の連載ページでお世話になっているカメラマンの加藤佳男さん。

「小暮さん、Go To Travelでどこか行きましたか?」と尋ねられ、「いえいえ、どこへも行く予定はないですよ。猫がいるのに出られないじゃないですか」と答えた私でしたが、家に戻って、保護猫2匹は最悪ホテルに預ければいいと、旅行に行くことを決心。すぐにパソコンで検索し、とりあえず新幹線でどこかへ行くよりは、1泊でも飛行機に乗って出掛けた方が旅の気分が出ると高知に目的地を絞り、飛行機とホテルを取った。

Go to〜の割引も適用、自分で印刷したプリントに入っているQRコードをホテルで見せれば、現地で使える地域振興券もいただける。意外と簡単。皆さんもぜひお試しを。

Go Toトラベルを使い、高知で鰹の塩たたき、いも天、そして面白い服屋を堪能してきた。

朝市で味わった大平商店の「いも天」。1袋に5個くらいのサツマイモの天ぷらを入れてくれる。スナックやスイーツの感覚。普段はサツマイモを食べない私でも美味しかった。

Go Toトラベルを使い、高知で鰹の塩たたき、いも天、そして面白い服屋を堪能してきた。

これが鰹の塩たたき。これで6切れ。厚いでしょう。藁で炙って天日塩がかかっている。一緒に持って来てくれるレモン汁で食べても美味しい。

目的地を高知に決めたのはもちろん食べもの。

去年、仕事で高知に初めて行ったとき、夜に食べたのが鰹のたたき。しかも友人の薦めで食べたのが”塩たたき”。この味が忘れられず、もう一度食べたいと高知を目的地にしたのだ。当初の目的はこれだけだったが、飛行機を朝早い便、しかも日曜に飛んだので、日曜午前中開かれている朝市にも行くことができた。目抜き通りを1車線完全に止めて開かれている日本最大級の街路市で距離およそ1Km。300年以上の歴史を持つと聞く。フリーマーケット気分で歩いていくと、有名な大平商店の前はすでに長蛇の列。ここの名物は「いも天」。さつまいもをひと口サイズに揚げた天ぷらで、スイーツ感覚で食べられる。名産のユズでつくったジュースや生姜を使った”冷やしあめ”など、高知らしい食べものを味わうことができた。それに高知名産の刃物や市にありがちな籠などを物色し、旅の始まりは極めて順調。

夜はもちろん目的の鰹のたたきをいただくことに。昨年行った店の系列店をGo To Eatで予約して行ったが、この店の特徴は、鰹のたたきを塩とタレ、両方で食べられること。天日塩で食べる塩たたきはさっぱり。特製のタレで味わうタレたたきは安心の味。厚さが関東で食べる鰹のたたきとはちょっと違う。とにかく厚く、しかも何切れでと頼むのがこの店流。美味い。生臭さがまったくない。鰹じゃないみたいだ。ほかでも鰹の塩たたきを食べたが、やはり再度高知で食べると本場はやはり違うなと。それ以外にも鯨の竜田揚げやじゃこ天など、高知らしい食べものを高知名産の酔鯨などの日本酒とたんまりいただく。これぞ旅の醍醐味というもの。


Go Toトラベルを使い、高知で鰹の塩たたき、いも天、そして面白い服屋を堪能してきた。

城見町にあるruskという店。品揃えもいいが、天井が高く、ゆったりと買い物ができる。オーナーから鰹の美味しい今回とは違う店も聞いたので、次回はそちらに挑戦を。

Go Toトラベルを使い、高知で鰹の塩たたき、いも天、そして面白い服屋を堪能してきた。

こちらがミルズの入り口にあったラジオフライヤー。服よりもギア関係の充実ぶりがすごい。店内の写真を撮るのを忘れてしまったので、これでご勘弁を。

夕食の鰹の塩たたきを目的に来た今回の旅だったが、どこへ行っても洋服屋さんを探してしまうのが職業病。

今回も出掛ける前にパソコンを叩いて気になる店をピックアップ。グーグルマップにもポイントを保存したが、午前中の朝市にハマってしまったのと、現地に着いてみると、ピックアップした店それぞれが意外に離れていることがわかり、とりあえず3軒だけ回ることにした。

まず市内の離れた卸市場にあるジーンズファクトリーにタクシーで向かう。この店はとにかく巨大。倉庫みたいな店内に流行りのカジュアルウエアがたんまり。パタゴニア、ノースフェイスなどの人気のアウトドアブランドからニードルスなどのモード系もきっちり押さえている。ビームス以外のセレクト店がない高知では旬なアイテムが揃う店に違いない。

次に向かったのがruskという店。城見町という中心から離れた場所にある店で、男女両方あるが、女性比率が高い店。マーガレット・ハウエル、ヤエカ、nisca、LOLOなどのナチュラルテイストな服がたっぷりと並び、センスはピカイチ。愛用の岡山ブランドのオーディナリー・フィッツやTSUKIのパンツを見付け、オーナーとかなりの時間、服談義を。

最後に行ったのがミルズ。バリバリのアメカジ屋さんと聞いていたが、オーナーが道楽でやっているアメカジというよりはアウトドア&ミリタリー。創業して35年。そうとう古いMade in U.S.A.の製品なども出てくる。いやぁ、濃かった。話し込んでいくとオーナーは店の奥からいろいろなものを出してきて細かく説明してくれる。実は2店目のruskでオーナーに「ほかに行くべき店、ありますか」と尋ね、教えてもらった店があったが、夕食の時間が迫っていたので、今回はここでショップ巡り、服探しの旅は終了に。3軒回った後は夕食に出掛け、その後はホテルで温泉につかり、ぐっすり眠る。

1泊2日の強行Go to Travelでの高知の旅だったが、収穫はかなりのもの。また行く楽しみを残して翌日の朝いちばんの便で帰途に。今年は本当にどこへも行けなかったけれど、いやぁ、旅はやっぱり愉しい!