インスタグラムのフォロワー40万人以上を抱えるアーティスト、ラブリこと...

インスタグラムのフォロワー40万人以上を抱えるアーティスト、ラブリこと白濱イズミが向き合う「数字」の力。

インスタグラムのフォロワー40万人以上を抱えるアーティスト、ラブリこと白濱イズミが向き合う「数字」の力。

白濱イズミ ● 1989年、愛媛県生まれ。モデルとしてラブリという名でメディアで活動しながら、詩集やエッセイ、写真、音楽、ジュエリーなどの形で表現し、その瑞々しい感性が女性を中心に幅広い世代の共感を呼んでいる。2015年に写真詩集『愛は愛に愛で愛を』(宝島社)、18年『私が私のことを明日少しだけ、好きになれる101のこと』(ミライカナイ)を上梓。

Penオンラインで2019年に飛躍するライジングスター10組に登場していただいた、白濱イズミさんの展示が中目黒のギャラリーで行われています。

床にはご自身のインスタグラムアカウントのいいね数が多かった順番で写真が隙間なく張られ、壁にはSNSに対する白濱さんの思いを綴ったテキストと、フォロワーのユーザーデータ(居住エリアや年齢層などのグラフ)が額装されています。


インスタグラムのフォロワー40万人以上を抱えるアーティスト、ラブリこと白濱イズミが向き合う「数字」の力。

いいね!のたくさんついたインスタグラムの写真を“踏みながら”歩く空間。「本来、数字は人間よりも価値の低い存在だったはず」という疑問からこの展示方法を考えたそうです。

インスタグラムのフォロワー40万人以上を抱えるアーティスト、ラブリこと白濱イズミが向き合う「数字」の力。

書体はiPhoneの標準書体、ヒラギノフォントを使用。見慣れたユーザーインターフェイスを使ってデジタルをリアルに感じられる構成です。



インスタグラムのフォロワー40万人以上を抱えるアーティスト、ラブリこと白濱イズミが向き合う「数字」の力。

過去の作品なども販売されています。

インスタグラムのフォロワー40万人以上を抱えるアーティスト、ラブリこと白濱イズミが向き合う「数字」の力。

ご自身のインスタグラムで、


数字が付き物になってしまった
今の時代だからこそ
数字がいつからか
その人自身の価値になったようで
いつからか数字という透明の首輪を付けさせられているような気になっているのではないか
様々な疑問を作品に変えました。
本当の価値とは
どこにあるのか?

私はそれでも
数字のおかげで
SNSのおかげで
このようなことを
伝えられる。
結局は生かされているという
矛盾とそこへの愛情です。


と今回の展示について語っている白濱さん。

2019年7月17日現在、インスタグラム(@loveli_official)のフォロワー数は439,253人、ツイッター(@lovelizm)のフォロワー数は716,6,915人。
たくさんのフォロワーを抱えているからこそ見えてくる、「数字の姿」を五感で感じることができる展示。

SNS社会になって久しいですが、改めて数字とどう付き合うべきかのヒントが、ここにあるのかもしれません。

*展示は今週、7月20日(土)までです。気になる方は、お急ぎください!


(編集AH)

「デジタルと私との関係、私はどうやら数字らしい」展 

COMPLEXBOOST
目黒区青葉台1-15-10 / 12:00〜18:00

7月13日〜20日まで開催