SAO PAULO サンパウロ/ブラジル
1966年竣工のコパンビルは、社会主義者ニーマイヤーの理想を具現化したような、さまざまな社会階層の住民が織りなすひとつの建築世界だ。 cooperation with COPAN
サンパウロ中心街に立つコパンビルは、ブラジル建築の巨匠オスカー・ニーマイヤーの代表作のひとつだ。全1160部屋、32階建ての集合住宅には、社会階層の異なる約5000人が暮らしている。そんな街の建築的シンボルに迫ったドキュメンタリー映画『コパン』(カリネ・ワラウエ監督)が今年5月末に劇場公開され、話題だ。住民の暮らしやビル職員に焦点をあてた本作は、部外者が立ち入れない空間や住民の部屋を動きの少ないカメラワークで撮影。地上階には飲食店が並ぶほか、近年はアートスペース、書店、映画館が入居し、文化発信地としての魅力を取り戻したコパンを捉えている。サンパウロ訪問時にぜひ足を運んでほしい。

