「靴と腕時計」Vol.17
スタイルの要となる“靴”と“腕時計”——。両者のベストなマッチングを考える。今回は、鬱陶しい梅雨にも負けない圧倒的な「防水性」と洗練されたデザインを兼ね備えた、オーデマ ピゲとサロモンの名品を合わせる。
梅雨にも負けないスポーティな名品
オーデマ ピゲの「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」。1993年に誕生したエクストリームスポーツウォッチの系譜を継ぐ本作は、300m防水という本格的なスペックと、圧倒的なラグジュアリー感を両立させた傑作だ。
目を引くのは、深みのあるブルーグリーンで彩られた「メガタペストリー」ダイヤル。10時位置のリューズで操作するインナーベゼルや、マッシブな42㎜ケースがタフな存在感を放つ。心臓部には機能調整時の安定性と精度を高める特許取得の機構を持つキャリバー4308を搭載し、シースルーバックからは雲上ブランドならではの精緻な仕上げが堪能できる。水しぶきを厭わない同色のラバーストラップが、大人の冒険心を力強く掻き立ててくれる。
この重厚な時計に合わせる足元は、フランス発のアウトドアブランド、サロモンの「XT-6 GORE-TEX」がふさわしい。過酷なトレイルランニング界で伝説となった名作に、防水透湿素材のGORE-TEXを搭載した全天候型モデルである。容易に着脱できる独自のQuicklaceシステムや、悪路でもブレないシャシー構造はそのままに、雨や泥を確実に弾き返す。過酷な自然から足を守るためのギアが、いまやハイファッションとして愛される理由は、この妥協なき機能美にある。
最高峰のダイバーズと極限のトレイルシューズ。両者をつなぐのは、天候を凌駕する「圧倒的な防水性能」だ。タフなラバーとソリッドなテック感が呼応するとき、装いはあらゆる環境に適応する“都市のユニフォーム”へと昇華する。
ロイヤル オーク オフショア ダイバー/自動巻き、SS×セラミックケース、ケース径42㎜、パワーリザーブ約60時間、ラバーストラップ、シースルーバック、300m防水。¥4,510,000
