腕時計¥2,310,000/グランドセイコー(セイコーウオッチお客様相談室TEL:0120-302-617) スニーカー¥19,800/オニツカタイガー(オニツカタイガージャパン www.onitsukatiger.com) ジャケット¥93,500、パンツ¥59,400/ともにブラームス(ワンダリズムTEL::03-5797-9915)、シャツ¥35,200/ブラームスルーツストック(ワンダリズムTEL:03-5797-9915)
「靴と腕時計」Vol.2
スタイルの方向性を決定づける"靴"と"腕時計"、両者のベストなマッチングを考える。今回はオニツカタイガーとグランドセイコー、日本を代表するブランドの雄を合わせる。
カラーリングの統一感と、テクスチャーのコントラスト
オニツカタイガーを代表するコレクションである「メキシコ66」は、1961年の「リンバーアップ」と、象徴的なストライプが初採用された66年の「リンバー」をルーツに持つ。そのレトロな佇まいを色濃く残しながら、現代の技術で履き心地を再構築したのが今回選んだ「メキシコ 66 SD VIN」だ。
特筆すべきは、クラシックな薄底スタイルからは想像できない機能性。ミッドソールのヒールウェッジにはクッション材「アンプリフォーム」を、中敷きには「オーソライト」を搭載。見た目はあくまでヴィンテージ風だが、足入れは驚くほど現代的でやわらかい。
そしてモデル名にある「VIN(ヴィンテージ)」が示す質感と、今作のキーカラーである「クレイキャニオン(褐色)」にも注目。上質なレザーに施された独自のヴィンテージ加工は、乾いた大地を思わせる赤茶色の陰影を際立たせ、新品のスニーカーにはない深みとこなれ感を与えてくれる。
この足元に合わせたいのは、グランドセイコーの「SLGC009」。ブランド初のメカニカルクロノグラフ「テンタグラフ」のラインアップに加わった、「スポーツコレクション」の最高峰である。毎秒10振動のハイビートを刻む「キャリバー9SC5」を搭載し、パワリザーブは約72時間という実用性を確保。
そしてなにより目を奪われるのは、"トーキョーライオン"の名にふさわしい、百獣の王である獅子の威厳を表現した「ゴールドカラー」のダイヤルだ。繊細な型打ち模様が施されたダイヤルは、光の加減でタテガミのように力強く輝き、セイコーの独自素材・ブリリアントハードチタン製のケースとともに圧倒的な存在感を放つ。
ヴィンテージ加工が施されたクレイブラウンのスニーカーと、獅子の威厳を宿した茶色味のあるゴールドカラーのクロノグラフ。ともに「大地」や「野生」を連想させるアースカラーでありながら、片やレトロ、片や最先端というデザインの対比が面白い。さらに、色調を揃えることで生まれる統一感と質感のコントラスト、そして日本発であり、今や世界中にファンを持つブランドであるという共通点は、持つ者に説得力を与えてくれるはずだ。