【カリモク、カッシーナ、ルイ・ヴィトン】一生モノの椅子、ソファ8選。伝統とモードが交差する最旬デザイン〈ミラノデザインウィーク2026レポート〉

  • 編集&文:井上倫子
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インテリア業界を牽引する老舗ブランドからファッションメゾンまで、多種多様な表現を見せたミラノ・デザインウィークから新作の椅子・ソファを厳選して紹介。日本で近く発売が開始する新作も目白押しだ。

杉本博司、森山大道、レボハン・ハンイェ─知っておくべき写真表現のいま。現代の写真家たちの活動とその作品に目を向けながら、写真というメディアの奥深い魅力を浮き彫りにしていく。

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カリモクケース Karimoku Case

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photo: Karl Tranberg Knudsen

カリモクケースの美学が詰まったタスクチェア

架空のブティックホテル『A Thoughtful Stay』と題し、サローネで展示をしたカリモクケースから、ノーム・アーキテクツが手掛けたタスクチェア「N-TC01」が登場した。人間工学に根ざす機能性と彫刻的なシンプルさの融合をコンセプトに、丸みを帯びた座面と緩やかに湾曲する背もたれが心地よく身体を支える。キャスターや高さ調節機能といった機能性もデザインに溶け込み、静謐な空間にも馴染む。公式オンラインストア、取扱店にて販売中。

モルテーニ Molteni&C

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photo: Molteni&C

 レザーの帯が締め上げる、心地よい緊張感

ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンがクリエイティブディレクターとなり10年目を迎えた今年、新たなデザイナーのひとりとしてアルゼンチン人のクリスティアン・モハデッドを迎えたモルテーニ。モハデッドが手掛けたラウンジチェア「コルセット」は、ふくよかで丸みを帯びたクッションを、レザーのベルトで締め上げたデザイン。心地よさに美しく緊張感のあるアクセントが添えられている。日本発売は2027年春頃を予定。

カッシーナ Cassina

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photo: Cassina

 新ファブリックが宿す、艶やかな量感

「マテリアル・インテリジェンス」をテーマに掲げたミラノの直営店で、ウィンドウの壁面レリーフと連動するかたちでパトリシア・ウルキオラのシステムソファ「アルディス」を発表。ソファで使用されることが珍しいスポーツウエアのような光沢感のあるファブリックが、たっぷりとした量感を美しく引き立てる。ソファの間にあるテーブルも光沢感のある仕上げで、新たな素材のトレンドを感じさせる。日本発売は2027年3月頃を予定。

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ルイ・ヴィトン LOUIS VUITTON 

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photo: LOUIS VUITTON

 アールデコを牽引した、クリエイターの逸品

1920年代にアールデコを牽引したクリエイター、ピエール・ルグランのアーカイブから再解釈したアイテムを発表したルイ・ヴィトン。ルグランは1920年代にガストン-ルイ・ヴィトンのクリエイティブ・パートナーとして活躍し、メゾン初の家具を手掛けた人物だ。デッキチェア「リヴィエラ」は、革のシートを支えるオーク材のフレームに木象嵌細工が施された逸品で、華やかなアールデコの時代を彷彿とさせる。受注販売にて受付中。


カルテル Kartell 

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photo: Kartell

 1本のラインが実現する、巧みな“コントラスト”

今年のミラノデザインウィークで最も注目されたデザイナー、バーバー&オズガビー。その理由のひとつは、カルテルの新作チェア「サヴォイア」を手掛けたことだ。軽快なフォルムを持つこの椅子は、極細のアルミダイキャストフレームがアームレストまでなめらかに連続し、美しさと高い堅牢性を一本のラインで実現している。インドアからアウトドアまで高い汎用性を誇る一脚。日本発売は2026年内を予定している。

ニー NII 

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photo: ITOKI

 究極にシンプルなキャスター付きスツールが登場

オフィスファニチャーを手掛けるイトーキから昨年誕生したブランド「ニー」がミラノサローネに初出展。注目は、田幸宏崇がデザインしたミニマルなスツール「オールラウンド」だ。ベース部分には外からは見えないようにキャスターが内蔵されていて、空間をアクティブに移動できる。ベース、支柱、座面を分解して平らに梱包することも可能で環境にも配慮。キャスターのないハイスツールタイプもある。2026年6月に発売予定。

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B&B イタリア B&B Italia

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photo: B&B Italia

 フレームが主役の、新時代のアウトドア家具

サローネへの復帰を果たしたB&B イタリアは、フォルマファンタズマが手掛けた会場が話題だったが、新作も次なる名作となりそうな力作揃いだった。なかでもジャスパー・モリソンによるコレクション「スーパーフレーム」の椅子に注目したい。初期モダニズムを思わせるデザインで、丸みを帯びたフレームが明快なフォルムを際立たせている。アルミ製とラタン製の2種類があり、屋外で使用可能。日本では2028年夏頃発売予定。


リッツウェル Ritzwell

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photo: Marco Reggi

 異素材の組み合わせが映える、ダイニングチェア

16回目のサローネ出展となるリッツウェルは、新作2点を発表した。革に定評のあるリッツウェルだが、金属、大理石などの素材も登場し、異素材を組み合わせた表現に挑戦。「ヴェスパー アームチェア」は、身体を優しく受け止めるような座り心地のダイニングチェア。湾曲したバックレストを支える細い4本のスチールがアクセントになっている。さらに、小ぶりなサイズ感で日本の住まいにフィットしやすいデザインだ。2026年10月に発売。

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