(超短焦点プロジェクター)
AWOL Vision Aetherion Max エーウォル ビジョン イーサーリオン マックス
プロジェクターで投射する大画面は、テレビでは得られない迫力と感動を演出する。しかし高画質なプロジェクターは往々にして図体が大きく、インストールも必要だ。手軽に、場所を取らずに、高画質が得られないか。そんな発想で開発されたのが、米フロリダと中国は深センに拠点を置く、エーウォル ビジョンの「イーサーリオン マックス」だ。ラスベガスの家電見本市CESで見て、ボディデザインの鮮鋭さ、画質の明瞭さが印象に残ったが、同社設立の経緯も面白い。創業者で社長のアンディ・チャオはこう言った。
「私は映画が大好きで、自宅にホームシアターをつくろうと、小型プロジェクターを10台ほど買ったのですが、どれも画質が悪く、がっかりでした。それなら、自分のためにつくってしまおうと」
だから本プロジェクターには、彼の思いが色濃く反映されている。それが〝手軽にして高画質〟だ。設置の簡単さでは超短焦点レンズがポイント。スクリーンの遠くから投射する長焦点プロジェクターと違い、スクリーンのすぐ下に置けばよく、場所を取らない。この方式は歪みや色、輝度ムラなど難儀が多いが、レンズには徹底的にこだわり、問題を格段に減らした光学系を新設計した。4K解像度、レーザー光源、コントラストを強化する独自技術など、ハイテクも数多く採り入れた。
明るい環境でも200インチスクリーンに投射が可能。画質ははっきり、くっきり、明瞭度が高く、ディテールが浮き立つ。特に輝度の高さが印象的だった。ひと昔前のプロジェクターは輝度が足りずに暗所専門だったが、これなら家庭の明るいリビングでも大丈夫。
スクリーンに反射させた映像で映画を観る無上の愉しみを、手軽に体験させてくれる。
麻倉 怜士
デジタルメディア評論家。デジタルシーン全般の動向を常に見据える。著書に『高音質保証! 麻倉式PCオーディオ』(アスキー新書)、『パナソニックの3D大戦略』(日経BP社)などがある。AWOL Vision お問い合せフォーム
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