「靴と腕時計」Vol.11
スタイルの要となる"靴"と"腕時計"——。両者のベストなマッチングを考える。今回は異なるフォルムでありながら、ともに身体と一体化する「極上の装着感」へと到達したルイ・ヴィトンのふたつの名品を合わせる。
手首にしなやかに沿う極薄の金属と、足を包み込むボリュームレザー
左:ルイ・ヴィトン「タンブール オトマティック スティール シルバー」 右:ルイ・ヴィトン「LV バターソフト スニーカー」
ルイ・ヴィトンのメンズ クリエイティブ・ディレクター、ファレル・ウィリアムスが手掛けた「LV バターソフト スニーカー」。 スニーカーがファッションとして開花した1960年代に着想を得た本作は、その名の通り“バターのように滑らかで柔らかい”履き心地が特徴である。ボリュームのあるシルエットでありながら、アッパーには最高級のラムレザーとプレーンカーフレザーを贅沢に採用。たっぷりとパッドを効かせた内装が足を優しく包み込み、ラグジュアリーメゾンならではの圧倒的な着用感へのこだわりを体現している。
この足元に合わせたいのは、アイコンウォッチをエレガントに再解釈した新生「タンブール オトマティック スティール シルバー」。 ジュネーヴの自社アトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」が手掛けた本作は、厚さわずか8.3㎜のケースと、シームレスに一体化したブレスレットが最大の特徴だ。手首のカーブにしなやかに寄り添う着用感が素晴らしい。スモールセコンドを配した文字盤の裏側には、22Kローズゴールド製マイクロローターを備えた新しい自社製キャリバー「LFT023」が美しく時を刻む。
このふたつをつなぐのは、フィッティングへの執念だ。足を包み込む柔らかなレザーと、手首に心地よく馴染む極薄のステンレス・スティール。ストリートの文脈を持つ一足と、本格的なジュネーヴ時計。共に身にまとった瞬間にメゾンの「サヴォアフェール(匠の技)」を肌で感じることができる。この極上のフィッティングこそが、真のラグジュアリーを知る大人のスタイルを完成させるのだ。
タンブール オトマティック スティール シルバー/自動巻き、SSケース&ブレスレット、ケース径40㎜、パワーリザーブ約50時間、50m防水。¥3,179,000
