オーデマ ピゲからまったく新しい発想の腕時計が発表された。針を用いず、アパーチャー(表示窓)から見える数字のみで時刻を表示する「ネオ フレーム ジャンピングアワー」だ。スクエア型のケースにメゾン初となる自動巻きジャンピングアワームーブメントを搭載した画期的なタイムピースとなる。
100年前のストリームライン・モダン様式を再解釈したデザイン
「ネオ フレーム ジャンピングアワー」のベースとなっているのは、オーデマ ピゲが1929年に発表した「プレモデル 1271」だ。当時のアメリカやヨーロッパで流行していた美術・建築・デザインのスタイルである、ストリームライン・モダン様式。独特の曲線形状や長い水平線などの特徴が「プレモデル 1271」にも取り入れられており、そのデザインコードが「ネオ フレーム ジャンピングアワー」に受け継がれているのだ。
18Kピンクゴールド製のレクタンギュラーケースおよびラグの先端に向かってしなやかな流れを描きながら絞られていくシルエットは、ストリームライン・モダン様式をオマージュ。ケースサイドには凸状のストライプ模様であるゴドロン装飾が施されているのが特徴だ。
これに対し、時計の表面はブラックのPVD加工を施したサファイアクリスタルによるフラットな仕上がりとなっている。上下のゴールドフレームに囲まれた表示窓には、黒地に白の数字によって時刻が表示される。下部にはピンクゴールドカラーのブランドロゴが表記されるだけの極めてミニマルなデザインとなっている。
一方でその加工は決して容易ではない。通常、腕時計の防水性は風防をベゼルに押し込むことで確保されるが、本モデルは時計の上下にベゼルが存在せず、サファイアクリスタルが剥き出しとなっている。そのため、ダイヤルプレートをサファイアクリスタルに接着してからケースにネジ留めするという新たな独自技術を採用しているのだ。
ブラックのレザーストラップにはオリジナルのテキスタイル調の模様を装飾。サファイアクリスタルと切れ目なく続くようにラグと接合することで、ヴィンテージ感を強調しているのもポイントだ。
メゾン初の自動巻きジャンピングアワームーブメント
本モデルに搭載されているムーブメントは、自社開発の新しい「キャリバー 7122」だ。最大の特徴はジャンピングアワー機構を搭載していること。オーデマ ピゲ史上初となる自動巻きジャンピングアワームーブメントは特許取得済みの耐衝撃システムも備え、衝撃を受けた際の不意の誤作動を機械的に防止する。
ケースバックからは18Kピンクゴールド製のローターと特徴的なムーブメントの動きを見ることが可能。パワーリザーブは約52時間を誇り、日常使いでも申し分ない性能を発揮する。
本モデルは新しいウォッチコレクション「ネオ フレーム」の第1弾となる。このコレクションは建築や時計製造、象徴的な芸術運動などのレガシーを現代の文脈と技術で捉え直し、革新的な時計を構想するものである。つまり150周年を迎えたオーデマ ピゲが、歴史を懐古するだけでなく未来への布石を打ち始めたことを意味する。「ネオ フレーム ジャンピングアワー」は、メゾンが誇る時計製造の過去と未来をつなぐ記念すべきタイムピースといえるのだ。
オーデマ ピゲ ジャパン
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