エポックメイキングな時計を生み出し続けてきたキングセイコーと、今年50周年を迎えるビームスとのリミテッドエディションモデルが登場した。長年にわたり多彩な協業を重ねてきた両者だが、本作では半世紀の節目にあたり、ビームスの名称の原点である「BEAMING(光り輝く)」という言葉に立ち返っている。周年を祝うにふさわしい、象徴性を備えた300本限定のタイムピースだ。
まず注目したいのが、外観の表情である。大胆な多面カットを施したエッジの際立つキングセイコーのケースに、光をイメージした型打ち文様のブラックダイヤルを組み合わせた。1950〜60年代の面影を残しつつ、現代的なネオクラシックの佇まいを感じさせる点も印象的だ。ダイヤルでは、ゴールドカラーのロゴや針、ピラミッド型カットを施したインデックスなど、さりげない意匠が呼応し、輝きが放射状に広がるような奥行きのある表情を生み出している。
一方で本作はコラボレーションモデルでありながら、その特別性を過度に主張しない点にも目を向けたい。ビームスのロゴは裏蓋にのみ配され、外観はあくまで端正にまとめられている。ムーブメントにはセイコーの現行自動巻ムーブメントとして最薄の「キャリバー6L35」を搭載。さらに、キングセイコーならではの耐食性に優れた316Lステンレススチールをケースとブレスレットに採用し、日常使いにふさわしい堅牢性も備えている。
ビームスの50周年を祝して誕生した本作は、単なるアニバーサリーモデルにとどまらない。特別仕様でありながら、その佇まいはあくまでさりげない。そこには、ファッション性と実用性のバランスを重んじてきた両者の姿勢がにじむ。キングセイコーとビームス──長年にわたり育んできた価値観が重なり合い、普遍性を宿した特別な一本から目が離せない。
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