スイスの高級時計ブランド、タグ・ホイヤーが新作「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ」を発表した。アイコンモデル「モナコ」に大胆な解釈を加えた600本限定のこのタイムピースは、F1ナイトレースの高揚感を腕元に宿す一本だ。
ネオンに照らされた街並みをエンジン音とともに瞬く間に駆け抜ける――。まるで映画のワンシーンを思わせる光景が、このモデルのインスピレーション源となった。高速走行と鮮明なコントラストが織りなすF1ナイトレースの世界観を、ドラマチックな色使いと立体的な構造美で表現している。
39㎜のブラックDLCコーティングチタンケースに収められたオープンワークダイヤルは、バイオレットから深みのあるブルーへと鮮やかなグラデーションを描く。夕暮れから真夜中へと移り変わる街の様子を映し出し、レースモードへと切り替わる瞬間を巧みに表現した配色だ。
暗闇で真価を発揮する光の演出
暗闇の中でこそ真価を発揮するのが、多彩なスーパールミノバのアクセント。クロノグラフ機構とターコイズブルーの針を際立たせるブルー、ブラックゴールドの時・分針を読み取りやすくするグリーン。さらにミニッツトラックにはパープル、外周部分にはブルーのスーパールミノバが塗布され、3色の特徴的な夜光による重層的な発光表現が生み出されている。
ケースバックのサファイアクリスタルには、ブルーからパープルへと変化するイリディッセントのメタライゼーション加工が施され、ダイヤルと同じ色調がケースバックにも生かされている。光の変化に合わせて微細に色彩が揺らめくことで、シームレスな色彩体験が生まれる仕掛けだ。
このタイムピースを駆動するのが、精度と耐久性を追求して開発された自社製自動巻ムーブメント、キャリバー「TH20-00」。ムーブメントとその内部機構は、オープンワークダイヤルからもサファイアクリスタルのケースバックからも見ることができ、洗練されたエンジニアリングを余すところなく堪能できる。
ブラックラバーと型押しカーフスキンを組み合わせたストラップには、ダイヤルのカラーコンセプトと呼応するパープルのステッチが走る。それぞれに個別のシリアル番号が刻印され、専用パッケージに収められる仕様だ。
1969年の誕生以来、常識を超え続けてきた「モナコ」。この新作は、その革新の精神を電光のように鮮烈なナイトレースの世界へと注ぎ込んだ。宵闇の中でこそ映え、単なる時計を超えてレースそのものを腕元に宿す――それが、この一本の存在意義だ。
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