【Nothingの新作】ファン待望の「Phone (3a) Lite」がついに発表。これが新時代のスマホデザインだ

  • 文:アベナツコ
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3a1.jpg現時点では日本での発売は未定。 courtesy by Nothing

イギリス・ロンドン発のテックブランド「Nothing」は、最新作スマートフォン「Phone (3a) Lite」を発表した。「ありふれた」スマホに飽きた世代へ、Nothingらしいスタイルの一台を欧州価格249ユーロ(日本円で約44,700円)という手の届きやすい価格で提供する。

まず印象に残るのは、ガラスの透明感と端正なデザイン。前後を覆うガラスの質感は繊細で、ほどよい光沢をまといながらも控えめで、マットとグロスが溶け合うような表情を見せる。本体カラーは白と黒の2色展開だ。

4K撮影にも対応した最高の性能

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Nothingの象徴である「透明性(Transparency)」は、「Phone (3a) Lite」でも一目瞭然。 courtesy by Nothing

6.77インチのAMOLEDディスプレイは、FHD+(1080×2392)の高解像度。120Hzのリフレッシュレートと1000Hzのタッチサンプリングで、動画もゲームもなめらかに表示する。日差しの下でも見やすく、10億色以上を表現する10-bitカラーで臨場感あふれる映像を楽しめる。

さらに、重要な機能のひとつであるカメラにも注力している。大型1/1.57インチ・5000万画素のSamsungセンサーを採用。 明るく、ノイズの少ない写真を撮影でき、AI活用にも対応するほか、ポートレートやナイトモード、4K動画撮影にも対応する。

内部に搭載しているMediaTekのチップのおかげで動作は軽快。複数のアプリを立ち上げても重くならず、SNSも動画視聴も快適だ。5000mAhのバッテリーは1日中使用可能であり、20分の充電で半分まで回復する。どんな忙しい朝でも、すぐ充電ができて安心感がある。

Nothing独自の「Nothing OS 3.5」は、シンプルで整ったデザインが印象的だ。余計な装飾を排した画面は、心地よい余白を感じさせる。使いこなすというより、自然と馴染んでいくUIだという。

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長期間の使用に耐えうるデザイン設計

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防水・防塵性能:IP54 本体サイズ:高さ164.0mm、幅78.0mm、厚さ8.3mm 重さ:199g。 courtesy by Nothing

環境への配慮もNothingの哲学のひとつ。内部のアルミ素材は100%リサイクル、パッケージもプラスチックフリー。長く使うことを前提に、3年間のOSアップデートと6年間のセキュリティサポートを約束している。買い替えではなく、使い続けることを前向きにできるデザインだ。

「Phone (3a) Lite」は、最新の高度な機能が搭載されているわけではないが、その哲学やデザインに共感した人にとっては満足度の高い一台になるだろう。

Nothing

https://jp.nothing.tech