
パソコンの周辺機器はどれも似たデザインが多く、デスクに置いても印象に残りにくい。そんな中で目を引くのが、Wokyisの「Retro Docking Station」だ。最新のMac miniを差し込むと、1984年の初代Macを思わせるクラシカルな姿に変わり、懐かしさと存在感を同時に演出する。
筆者自身が初めてパソコンに触れたのは、1990年代の「i Mac」だったので、1980年代のパソコンは知らない。しかし、なぜか懐かしい気持ちが生まれてしまう。角張ったレトロなデザインは、この時代のパソコンを知らない世代にとってもかわいらしく映る。
見た目は古いが、拡張性は抜群
本体は、M4/M4 Pro Mac miniに合わせて設計されているが、USB-Cポートを持つMacBookや他のPCでも利用可能。USB-Cを核にした13-in-1ハブで、USB-AやUSB-Cポート、SD/microSDカードスロット、オーディオ端子、HDMI入力に加え、最大8TBまで対応するNVMe SSDスロットを備える。拡張性は十分で、普段の作業を効率的にしてくれる。
本体には5インチディスプレイが内蔵されている。サイズは小さいが、YouTubeやポッドキャストの再生、タスク表示やウィジェット置き場として使うのに便利だ。必要な情報を横目で確認するためのサブ的なポジションに役立つだろう。
軽量で放熱性も確保され、使いやすさと安心感を両立している点は評価できる。そして何より、デスクに置くと空気が変わる。他のガジェットにはないエモさがあるからだ。オフィスに置いたら、同僚に二度見されること間違いなしだろう。
クラウドファンディングで誕生
この製品は現在、アメリカのクラウドファンディングサイト「Kickstarter」から注文する方法で発売されている。上位の80GbpsモデルはDisplayPort 2.1や8K出力に対応し、さらにパワフル。9月に出荷予定で、すでに目標を達成している。
単なるガジェットにとどまらず、機能性と遊び心を併せ持つユニークな一品である「Retro Docking Station」。デスク環境を整えながら個性も求めたいMacユーザーにおすすめの一台だ。
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@retrotechlab Looks like a vintage Mac… but it’s actually a Mac mini dock packed with ports and storage! #techgadgets #retro ♬ Chill Vibes - Febri Handika