全自動の便利さで、いつでも感動の炊き上がり

  • イラスト:信濃八太郎
  • 編集:一ノ瀬 伸

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〈炊飯器〉
Panasonic SR-AX1(パナソニック 自動計量IH炊飯器 SR-AX1)

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「自動計量IH炊飯器」は、セットした無洗米と水を自動で計量するため正確な炊飯ができる。サイズは17.6×33.6×33.6㎝とコンパクト。¥46,000前後(市場想定価格)

内釜の材質や炊き方にこだわった「高級炊飯器」が市場にお目見えし、各社がしのぎを削るようになって既に15年以上が経つ。もうこれ以上の進化は望めないのではないか。そんな杞憂を払拭する、新しい切り口の炊飯器が誕生した。パナソニックから登場した自動計量IH炊飯器である。

2㎏の無洗米が入る米びつと2合分・600mlの水タンクを備え、米と水の計量から炊飯までを全自動で行う。炊飯量は0.5合から2合まで。水だけはその都度入れ直す必要がある点では、使い方のイメージはコーヒーメーカーに近い。外出先でも家の中でも、スマホ連携で食べたい時間に炊き上がり時間を設定できる。ここまで聞くと「なるほど、便利そうだ」と思うことだろう。でもこの炊飯器の魅力はそれだけではないのだ。

おいしいご飯を炊くための基本は、米と水の正確な計量にある。高級モデルであっても、これができた前提での高温大沸騰や圧力炊きなどの技なのだ。さらに炊飯量がわかっているため、浸水時間や最適な火力による理想的な炊飯曲線で炊くことができるので、どの合数を選んでも感動的においしい炊き上がりになる。

「分割線さえノイズである」と考え、シームレスに仕上げたホワイトのボディ。そこから取り出すおひつ型の内釜は軽くて扱いやすく、食卓にそのまま運んで使えるのもいい。食後も洗う手間が圧倒的に少なく、これならご飯を食べる機会が増えそうだ。高齢の両親への贈り物にもぴったりだろう。

実は、0.25合の米でお粥をつくるモードもある。体調が優れない時でもベッドの中からスマホで操作するだけで、出来たてのお粥が食べられるという安心感。飲み過ぎてしまった翌日に朝粥もいいではないか。

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スマートフォンの専用アプリ「キッチンポケット」を使えば外出先からでも帰宅時間に合わせて炊飯予約ができ、量だけでなく炊き方や米の硬さも選べる。

神原サリー

新聞社勤務を経て「家電コンシェルジュ」として独立。豊富な知識と取材をもとに独自視点で発信。東京・広尾の「家電アトリエ」をベースに、テレビ出演や執筆、コンサルティングなど広く活躍中。

問い合わせ先/パナソニック調理商品ご相談窓口
TEL:0120-878-694

※この記事はPen 2023年9月号より再編集した記事です。