ファストフード店の使い捨て食器を廃止にした、フランスの新しい法律とは?

  • 文:髙田昌枝(パリ支局長)

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PARIS パリ/フランス

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一部の店舗では昨年からテストを開始していたマクドナルドのプラスチック食器。「容器には盗難防止のためのチップが内蔵されている」というフェイクニュースも出現。

フランス全土のファストフード店内に、ちょっとした変化が起きている。2023年からゴミ削減のため、イートイン席が20席以上の飲食店では、使い捨て容器を禁止する法律が施行されたのだ。

これにより、マクドナルドをはじめとする大手ファストフード店の店内では、ソフトドリンクやフライドポテト用のプラスチック製容器が登場。ゴミ箱の上には回収用トレーが出現した。ところが、不慣れな客が誤って捨ててしまうのか、持ち帰ってしまう客が多いのか、容器が回収しきれないという問題が浮上している。2月に入ってバーガーキングは使い捨てない容器にフォーカスした広告キャンペーンを開始。客側のマナー改善に効果があればいいのだが。

 

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バーガーキングでも同様の取り組みのキャンペーンを開始。

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※この記事はPen 2023年5月号より再編集した記事です。