【光石研のバイプレラジオ】出番は少なくても、脇がしっかりしているといい映画だと想像できる——フードスタイリスト・飯島奈美

    Share:

    俳優・光石研によるポッドキャスト番組「光石研のバイプレラジオ」。名バイプレーヤー光石研が、各界の名バイプレーヤーたちを訪ね、インタビューする。

    第4回目のゲストは、フードスタイリストの飯島奈美さん。
    映画『かもめ食堂』『めがね』、ドラマ『デザイナー渋井直人の休日』『深夜食堂』、是枝裕和監督の作品など、数々の映像作品に参加してきた飯島さん。フードコーディネーターを志したきっかけから、光石さんとの出会い、そして映像作品における“バイプレイヤー”について、話を聞いた。


    飯島奈美(いいじま・なみ)
    東京生まれ。フードスタイリスト。2005年の映画『かもめ食堂』参加をきっかけに、映画やテレビドラマのフードスタイリングを手がけるようになる。これまでに、映画『南極料理人』『海街diary』『すばらしき世界』、ドラマ・映画『深夜食堂』、TVドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』、Netflixドラマ『舞妓さんちのまかないさん』などの話題作で、フードスタイリングを担当。著書に『LIFE』(東京糸井重里事務所)『シネマ食堂』(朝日新聞出版)、『沢村貞子の献立 料理・飯島奈美』(リトルモア)など。
    また、「ほぼ日サイト」では、自身が手掛ける調味料やエプロンの開発や、セレクトした調理器具などを展開している。

    https://www.1101.com/life/

    ---fadeinPager---

    光石研(以下、光石):(飯島)奈美さんとは、映画の『めがね』でご一緒して。

    飯島奈美(以下、飯島):そうです。与論島の撮影で。

    光石:その前に『めがね』の制作チームが、『かもめ食堂』をやられていて。『かもめ食堂』は、映画として関わるのが初めてだったんですか?

    飯島:独立してからは初めてですね。

    光石:そうなんですか。

    飯島:修行してから、先生に付いて会社に入っていたときに、伊丹十三さんの映画を何作か手伝わせてもらっていました。

    光石:伊丹さんの作品もやられてたんですね。

    飯島:そうなんですよ。私がお手伝いさせてもらったのは『大病人』と『スーパーの女』の2作品です。

    光石:そのあと独立なさって。

    飯島:はい。独立後、初めての映画が『かもめ食堂』だったんです。

    光石:そうだったんですね。そこから小林聡美さんのいるあの(『かもめ食堂』を制作した)チームとご一緒されてたんですね。

    飯島:すごく料理を大事にしてくださるチームだったので。それこそ伊丹さんのチームもそうだったんですけど。
    消え物(映像作品内で使用される料理)って、本当に(一回きりで)消えちゃうものじゃないですか。だから普通は現場で待ってもらえないんですよ。「冷めてもいいから置いておいて」みたいな感じで。

    光石:僕、奈美さんにお会いするまで、そういう現場ばっかりだったんですよね。奈美さんみたいなフードスタイリストの方が入るんじゃなくて、制作部が片手間につくったり、演出部が一緒につくったり。それでパッと料理が出されるような。小道具係がつくったりして、そういう場合は一回つくったら終わりなんですよね。

    飯島:あたたかくて美味しそうなフードをつくるのは、テレビコマーシャルを中心にずっとやってたんですよね。出来たてで、湯気が出ているようなものをつくることはそれまでにはなくて。

    光石:僕、びっくりしたんですよ。毎回(あたたかい食事が)出てくるんですよ。普通はカットかかったらそのままなんですけど、一口食べたら下げて。また撮影が始まったら、新しくつくった食事が出てきて。

    飯島:一口食べたら、一口食べたように切ったり。

    光石:それでもう一回、あたためて出したり。すごいんですよそれが。それにすごく感動して。

    飯島:ありがとうございます。

    <続きはポッドキャストで!>

    連載記事

    • クレイジーケンバンド横山剣とは、クールス時代からの盟友。
      ダブルジョイレコーズ代表取締役・萩野知明<前編> <後編
    • 山下達郎など数々のアーティストたちを支える
      名ギタリスト・プロデューサー佐橋佳幸<前編> <後編
    • “主役級”じゃないキャラクターってめっちゃ大事
      漫画家・渋谷直角

    光石 研

    俳優

    1961年、福岡県生まれ。高校在学中の16歳で映画『博多っ子純情』の主役に抜擢され、1978年デビュー。1980年上京後より、本格的に俳優活動をスタートさせる。以降、名バイプレーヤーとして多数の映画やドラマに出演。YouTubeドラマ『光石研の東京古着日和』(CCCメディアハウス)、著書のエッセイ集『SOUND TRACK』(パルコ出版)などを通じて、近年は自身のファッションやライフスタイルのセンスにも注目が集まっている。

    光石 研

    俳優

    1961年、福岡県生まれ。高校在学中の16歳で映画『博多っ子純情』の主役に抜擢され、1978年デビュー。1980年上京後より、本格的に俳優活動をスタートさせる。以降、名バイプレーヤーとして多数の映画やドラマに出演。YouTubeドラマ『光石研の東京古着日和』(CCCメディアハウス)、著書のエッセイ集『SOUND TRACK』(パルコ出版)などを通じて、近年は自身のファッションやライフスタイルのセンスにも注目が集まっている。