ボーム&メルシエは1830年に創業したスイスでも老舗の時計ブランドだが、12角形のビス留めベゼルを備えた「リビエラ」などの大胆で革新的なデザインで知られてきた。近年は環境保全に配慮した先駆的なアプローチの「ボーム」も展開している。これらの個性的なモデルに比べて、「クラシマ」はシンプルで控え目な丸型モデルだが、通常とは逆の発想による斬新なスタイルの「ビスポークエディション」が追加された。
「逆」と表現したのは、時計本体ではなく、サドルステッチが施されたテキスタイル製ストラップが際立った特徴になっているからだ。1836年にイギリス・ボンドストリートで創業した著名な高級紳士服地商社のホーランド&シェリー社から供給される高品質な天然布地を使用。織り模様は「ヘリンボーン(杉綾)」とも呼ばれる「シェブロン(山型)」と斜めストライプの2種類があり、これをモチーフとしたパターンがダイヤルベースにもアレンジされている。シリーズ名の「ビスポーク」とは服飾用語でオーダーメイドの注文服を意味する。新作の「ビスポークエディション」は、ストラップを主役としてダイヤルベースのモチーフやカラーリングを再構成しており、まさに“ビスポーク”と呼ぶにふさわしい特別なコンビネーションを実現しているのである。
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自動巻きとクオーツで6タイプをラインナップ
ラインナップはケース径や搭載ムーブメントが異なる全6モデル。シリーズを代表するシェブロン模様のストラップはケース径42㎜の自動巻き2モデルと組み合わせている。サンレイ・サテン仕上げの明るいシルバーダイヤル(M0A10707)と、記事トップのピーコックブルーダイヤル(M0A10708)のどちらにも特徴的な山型モチーフが施されており、ストラップとの緊密な一体感を楽しめる。
自動巻きはセンター3針だが、残り4モデルは2針クオーツでストラップも斜めストライプ模様となる。ケース径は自動巻きと同じ42㎜と39㎜の2タイプ。42㎜モデルのダイヤルは、ストラップと同じく斜めのラインを連ねたパターンが施されている。それだけでなく、ダイヤル外周のフランジ(見返し)に異なったカラーを配色。シルバーダイヤルのフランジにはグリーン、ブルーダイヤルにはグレーをアレンジしており、時計全体のイメージを引き締める印象的なアクセントになっている。39㎜径のクオーツのダイヤルはグレーとシルバーの2タイプがあり、どちらも針とインデックス、それにフランジがゴールドカラー。ダイヤルをプレーンなサンレイ・サテン仕上げにすることで、独特の雰囲気が強調されている。
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簡単に交換可能なストラップも付属
自動巻きモデルはケース厚が8.2㎜。クォーツは6㎜(ケース径42㎜)と5㎜(同39㎜)なので、よりスリムなフィット感を求めるのであればクオーツがおすすめとなる。6モデルともに、細身だが直立した力強いイメージのアラビア数字とバーインデックス、リーフ型の時分針を採用。美しく均整の取れたスタンダードなスタイルだけに、いつまでも飽きることなく愛用できる。
それだけでなく、どのモデルにもアリゲーターストラップが付属しており、簡単に交換可能。テキスタイルと皮革、シチュエーションに応じて2つのストラップを使い分けられる大変に重宝なモデルなのである。遠目ではオーソドックスに見えても、実は個性的であるばかりでなく、融通も利く。ブリティッシュスタイルの大人のオシャレを味わっていただきたい。
問い合わせ先/ボーム&メルシエ TEL:0120-98-8000
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