【Penが選んだ、今月の音楽】
『フロム・アファー』
クラシックの最先端として浮遊感あるエレクトロニカを取り入れた“ポスト・クラシカル”が、サブスクでのプレイリストを通して全世界で爆発的人気を得ている。中心地とされるアイスランド出身で、DJ的選曲とコラボ(坂本龍一など)でも熱い視線を注がれるのがピアニストのヴィキングル・オラフソン。メジャーデビュー後6作目となった本盤は、18世紀から21世紀にかけての22曲をグランドとアップライト、2種のピアノで聴かせる前代未聞のアルバム。アップライトのくすんだ音色が電子音のようで味わい深い。
※この記事はPen 2023年2月号より再編集した記事です。
---fadeinPager---