【Penが選んだ、今月の音楽】
『外国語での言葉遊び』
サマーソニック2022でヘッドライナーを務め、観る者すべてを圧倒したUKの人気ロック隊による5作目。賛否両論を巻き起こした前作から2年半ぶりとなる新作は、フロントマンのマシュー・ヒーリー自ら、原点回帰を謳う渾身の1枚。初期ヒット曲を彷彿とさせるニューウェイブや80年代調の艶のあるポップナンバーから美しい旋律をしっとりと聴かせるバラードまでを43分の尺に見事に凝縮。生演奏主体の成熟したサウンドは、共同プロデューサーに迎えたジャック・アントノフの功績だろう。文句なしの最高傑作。
※この記事はPen 2022年1月号より再編集した記事です。
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