【Penが選んだ、今月の音楽】
『ソー・ワンダフル』
スライ・ストーンに見出され、アイク&ティナ・ターナーのバック・コーラスとして活躍したUSレディ・ソウルが実に48年ぶりにセカンドをリリース。当時人気絶頂だったバリー・ホワイトが制作した1974年の前作は、フリー・ソウルの定番としても知られる不朽の名盤だが、今作にもホワイトと創作した時期の3曲を収録。なにより魅力なのは、壮麗なストリングスに包まれた冒頭曲からゴスペル・ハウス・クラシックのカバーまでの全編を貫くモダン・ソウル・ナンバーの質の高さ。シティポップ好きにも聴いてほしい秀作だ。
※この記事はPen 2023年1月号より再編集した記事です。
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