宮城壮太郎の展覧会からプロジェクト「コヨリ(KOYORI)まで。日本の技術力を世界へ発信するデザインとは

  • 文:猪飼尚司(デザインジャーナリスト)

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1. 日用品からモーターまで、時代をつくるデザイナーの生き様とは

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「オールラウンドボウルズ」 2005年(チェリーテラス)

デザイナー宮城壮太郎が手がけたものは実に幅広い。チェリーテラスのボウルやプラスのホッチキス、アスクルのパッケージといったごく身近な場所にある日用品にはじまり、ロボットのモーターやコンピューターの冷却ファン、さらには二子玉川の再開発計画にまで至る。2011年に60歳で宮城は他界したが、それから10年を過ぎたいまでもなお、彼のデザインは世に生き続けている。本展では常にユーザーの立場から考え続けた宮城の軌跡と思想に迫る。

『宮城壮太郎展─使えるもの、美しいもの』

開催期間:~11/13
会場:世田谷美術館
TEL:03-3415-6011
開館時間:10時~18時 ※入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日(10/10は開館)、10/11
料金:一般¥1,200
www.setagayaartmuseum.or.jp

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2. アライアンスによって、日本の技術力を世界へ発信する

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天童木工が得意とする成形合板の技をエレガントな曲線で表現したカワラチェア。 ¥149,600~

日本家具の品質だけでなく、技術力の多様性を総合して伝えようと、複数のメーカーが提携しひとつのブランドとなり、世界を目指すプロジェクト「コヨリ(KOYORI)」が始動した。第一弾には天童木工と飛驒産業が参加。各社が得意とする技法を、ブルレック兄弟とガムフラテージが独自のアングルから引き出し、5種の木製チェアを発表。今春のミラノで世界デビューし脚光を浴びたプロジェクトが、10月末よりいよいよ日本での販売を開始する。

『カワラチェア』

問い合わせ先/コヨリ(天童木工)
TEL:0120-01-3121

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※この記事はPen 2022年11月号より再編集した記事です。