1. 日用品からモーターまで、時代をつくるデザイナーの生き様とは
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デザイナー宮城壮太郎が手がけたものは実に幅広い。チェリーテラスのボウルやプラスのホッチキス、アスクルのパッケージといったごく身近な場所にある日用品にはじまり、ロボットのモーターやコンピューターの冷却ファン、さらには二子玉川の再開発計画にまで至る。2011年に60歳で宮城は他界したが、それから10年を過ぎたいまでもなお、彼のデザインは世に生き続けている。本展では常にユーザーの立場から考え続けた宮城の軌跡と思想に迫る。
『宮城壮太郎展─使えるもの、美しいもの』
開催期間:~11/13
会場:世田谷美術館
TEL:03-3415-6011
開館時間:10時~18時 ※入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日(10/10は開館)、10/11
料金:一般¥1,200
www.setagayaartmuseum.or.jp
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2. アライアンスによって、日本の技術力を世界へ発信する
![03_Bouroullec_Kawara_Armchair_11_b 正方形.jpg](/uploads/6c55097481a7533d6c0446da8b2199fc9b89dd4b.jpg)
日本家具の品質だけでなく、技術力の多様性を総合して伝えようと、複数のメーカーが提携しひとつのブランドとなり、世界を目指すプロジェクト「コヨリ(KOYORI)」が始動した。第一弾には天童木工と飛驒産業が参加。各社が得意とする技法を、ブルレック兄弟とガムフラテージが独自のアングルから引き出し、5種の木製チェアを発表。今春のミラノで世界デビューし脚光を浴びたプロジェクトが、10月末よりいよいよ日本での販売を開始する。
『カワラチェア』
問い合わせ先/コヨリ(天童木工)
TEL:0120-01-3121
※この記事はPen 2022年11月号より再編集した記事です。