ティモシー・シャラメの“革新的”レッドカーペット・スタイルを振り返る

  • 文:さかいもゆる
Share:

現在開催中の第79回ベネチア国際映画祭。そのレッドカーペットでティモシー・シャラメがオープンバックのジャンプスーツを来て登場し、話題になった。常にレッドカーペットのドレスコードの常識を打ち破ったスタイルでベストドレッサーの称号を手にしてきたティモシーの、ベストルックを振り返ってみよう。

今回、ホルターネックで大胆な背中見せに挑戦したジェンダーレスな装いは、ベルギーはアントワープ拠点のブランド「ハイダー アッカーマン」のもの。ここ最近のティモシーのレッドカーペット御用達デザイナーだ。このアイテムは、2018年春夏のハイダー アッカーマンのレディースのルックがベースとなっている。

---fadeinPager---

ヴァージルデザインの斬新な着こなし

そしてティモシーをファッション・アイコンとして不動の地位に押し上げたのは、2019年1月のゴールデン・グローブ授賞式でのハーネス・ルック。ルイ・ヴィトンのグリッターのハーネスをノーカラーシャツに付けたシックな着こなしは、シンプルながら、ハッとするほど斬新。これはヴァージル・アブローがデザインしたものだった。

---fadeinPager---

レッドカーペットらしからぬ“外し”テクニック

20190902_zaa_d20_592.jpg
(c)Hubert Boesl/DPA/ZUMAPRESS/amanaimages

2019年のベネチア国際映画祭では、ハイダー アッカーマンのフューチャリスティックなシルバーのスーツを選んだのだけど、これはウエストベルトあり、インナーはボートネック、パンツの裾はロールアップする、という、ひと味もふた味も効いたデザインが印象的。さらに足元にはカウボーイブーツを合わせるという、レッドカーペットらしからぬ“外し”テクニックを披露。

---fadeinPager---

スウェットパンツで登場!

CPT1091500209M.jpg
(c)Capital Pictures/amanaimages

2021年、共同ホストを務めたニューヨークのファッションの祭典、「METガラ」では、何とスウェットパンツで登場。このパンツには1920年代のカルティエのピンとブローチが付けてあるという、気の利いた着こなしアイデアだ。アシンメトリーなデザインが特徴的なハイダー アッカーマンのサテンスーツの足元はコンバースのスニーカーで、かなり高度なミックススタイルが完成している。

スニーカーやスウェット、カウボーイブーツ。通常、レッドカーペットに挑む際には思いつかない、意外性のあるアイテムをドレススタイルに見事に昇華させてきたティモシー。彼が身につけると、どんなアイテムも品よく見えてしまうから不思議だ。それが彼が若手スターの中でも特別な存在に君臨している理由のひとつでもあるだろう。

端正な顔立ちに確かな演技力、そして無難に収まらない、挑発的なファッション……。ティモシー・シャラメには、ずっと見ていたくなる魅力がある。

---fadeinPager---

【写真】ティモシー・シャラメの“革新的”レッドカーペット・スタイルを振り返る

---fadeinPager---

ヴァージルデザインの斬新な着こなし

---fadeinPager---

レッドカーペットらしからぬ“外し”テクニック

20190902_zaa_d20_592.jpg
(c)Hubert Boesl/DPA/ZUMAPRESS/amanaimages

---fadeinPager---

スウェットパンツで登場!

CPT1091500209M.jpg
クレジット:(c)Capital Pictures/amanaimages