1947年から続くグループ展、メンバーのコラボレーションも
資生堂ギャラリーを代表する展覧会、椿会。2021年から23年までとなる第八次会のメンバーは、杉戸洋、中村竜治、ネルホル、ミヤギフトシ、宮永愛子、目[mé]。昨年度の問いや気づきをさらに深める「探求」が今年のテーマとなった。メンバーが定期的に集まり互いのアイデアを共有しながら準備を進めてきたとのことで、注目されるアーティスト6組の関係性も実に興味深い。
『第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界 2nd SEASON “QUEST” 』
開催期間:~12/19
会場:資生堂ギャラリー
TEL:03-3572-3901
開館時間:11時~19時 ※日、祝は18時まで
休館日:月曜日 ※月曜が祝日の場合も休館
料金:無料
https://gallery.shiseido.com/jp
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大真面目な考察とユーモアで、いまという時代に目を凝らす
視点をずらすと風景は変わって見える、とライアン・ガンダー。新旧の作品で構成された展示室を進む時間は、作家の頭の中にダイブするような体験だ。時間、お金、価値、教育など、ものごとの本質を探る洞察にユーモアも加味された作品が私たちの思考を刺激する。会場内の思わぬところで作品を発見するなど「見る」ことの考察を続けるアーティストならではの、醍醐味に満ちた展覧会。
『ライアン・ガンダー われらの時代のサイン』
開催期間:~9/19
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
TEL:03-3823-6921
開館時間:11時~19時 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 ※月曜が祝日の場合は翌日休館
料金:一般¥1,400
https://www.operacity.jp/ag/exh239
※この記事はPen 2022年10月号より再編集した記事です。