使わない理由が見つからない⁉ 水流で汚れを落とすパナソニックの電動歯ブラシ

  • 編集:一ノ瀬 伸 

Share:

〈口腔洗浄器〉
Panasonic Jet Washer Doltz EW-DJ75(パナソニック ジェットウォッシャードルツ EW-DJ75)

3_EW-DJ75 正方形.jpg
「ジェットウォッシャードルツ EW-DJ75」は、歯ブラシで取り切れない汚れを水流で洗浄。タンクに約600㎖の水が入り、最大約3分使用できる。実勢価格¥21,800前後

水流の力で歯ブラシでは届かない部分の汚れまで強力に除去する口腔洗浄器“ジェットウォッシャードルツ”は、当時の松下電工から初代モデルが誕生して既に43年。パナソニックのなかでも歴史ある商品カテゴリーだ。「一度使い始めると手放せない」とコアな愛用者が多いというが、なかでもフラッグシップとなる据え置きタイプの「ジェットウォッシャードルツ EWDJ75」はタンクが大容量なだけでなく、ハンディタイプとは違って、ハンドルの部分が軽く、口の中で自在に動かせるという魅力があり、別格の使いやすさが光る。

歯茎に優しく、節水性も高い独自技術の超音波水流も見逃せない。一度水路を絞ってから解放するようなノズルの形状にしたことで流速が速まり、結果として水圧が下がって瞬間的に沸騰する現象が起こり、気泡が発生する。その泡がはじける時の衝撃波で汚れをはじき飛ばす。水圧レベルも10段階から選べ、歯周ポケットや歯間の汚れまで、しっかり洗浄できるのだから頼もしい。同社の電動歯ブラシに使われるブラシを応用して生まれた「ポイント磨きノズル」も付属し、細かい歯間部分にも届きやすいので、歯列矯正をしている人には必須アイテムと言えるだろう。

円筒形のフォルム、マグネットで本体に付き、まるで浮いているようなハンドル部のデザインも目を引く。設計担当者によれば、丸というかたちはムダなスペースができやすく、すべての部品を入れ込むのは大変だったという。だが、結果として国内外のデザイン賞4冠を受賞し、フランスのバイヤーからは「なんとセクシーなデザイン!」と感動の声をもらったというのだから素晴らしいではないか。

---fadeinPager---

4_EW-DJ75_ns 正方形.jpg
基本となる超音波水流ノズルのほか、歯科矯正や歯並びの悪い部分の汚れを洗浄できるポイント磨きに適したノズル、舌磨き用のノズルの合計3種類が付属している。

歯間ブラシやフロスを使う人も多いが、そういう消耗品を使わずとも、はがれた汚れを洗い流してすっきりできるのはサステナビリティの考え方にも合う。使わない理由が見つからない一台だ。

神原サリー

新聞社勤務を経て「家電コンシェルジュ」として独立。豊富な知識と取材をもとに独自視点で発信。東京・広尾の「家電アトリエ」をベースに、テレビ出演や執筆、コンサルティングなど広く活躍中。

問い合わせ先/パナソニック理美容・健康商品 ご相談窓口
TEL:0120-878-697

関連記事

※この記事はPen 2022年8月号より再編集した記事です。