隈研吾が「縁側」をコンセプトにリニューアル、パリ随一の日本庭園をもつ美術館が話題に

  • 文:髙田昌枝(パリ支局長)

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PARIS パリ/フランス

1-Paris-© Michel Denance - 10 (1).jpg
料金:一般8ユーロ~ 開館時間:11時~19時 休館日:月曜日 © Michel Denance

20世紀前半、アルベール・カーンは私財を投じて世界中に写真家を派遣し、膨大な写真を残した。パリ近郊ブローニュ=ビヤンクール市にある私邸は、アルベール・カーン美術館として親しまれている。だが、彼の写真コレクションより有名なのは、そこにある日本庭園。日本の財界人と交流があったカーンがつくらせた庭は、パリ随一の日本庭園として名高い。

この美術館のリニューアルを隈研吾が担当した。「縁側」をコンセプトに6年を経て完成。「日本」「庭園」「コレクション」を結ぶ話題の美術館となっている。

https://albert-kahn.hauts-de-seine.fr

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※この記事はPen 2022年7月号より再編集した記事です。