ワンタッチでGMT針(ホームタイム針)がメインの時針の背後にフライバック!
神の手と呼ばれた天才時計師が1996年に創業したパルミジャーニ・フルリエから、独特の美意識を高度なメカニズムで実現した世界初のGMTが登場した。「トンダ PF GMT ラトラパンテ」は、ソリッドゴールドにシルバーカラーのロジウムめっきが施された時分針に加えて、ローズゴールドの針が第2時間帯(ホームタイム)を指し示すのだが、通常は時針の背後に隠れており、シンプルビューティな2針モデルに見える。海外に渡航した時は、8時位置のプッシュボタンでメインの時針(ローカルタイム)を1時間ずつ進めて現地時間に合わせるのだが、この時に初めてローズゴールドの針がホームタイム表示として姿を見せるのである。ここまでは他に類似モデルがあるが、リューズトップのボタンをひと押しするだけで、このホームタイム針はメインの時針を追いかけてフライバック。再び完全に姿を隠してしまうのである。見た目はスケルトンの2針だけになるため、バーリーコーン(麦の穂)バターンの繊細なブルーダイヤルをあますところなく堪能できる。高度な機能を秘めながらも、通常はミニマルの美を極めた2針スタイル。紳士にふさわしい控え目で上質なセンスを感じさせるモデルだ。
グラナタと呼ばれる深い赤のサブダイヤルが印象的な「トンダ GT クロノグラフ」のSSモデルも、3カウンターの計測機能だけでなく、アニュアルカレンダー機能を搭載。3時位置の60分積算計の下部に小さな英字3文字の月表示があり、1度セットすれば、2月末までは大小の月末を自動判別。12時位置のビッグデイトの日付を進めてくれる。3月1日への変更も手動で簡単に調整可能。
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